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北の大地『北海道』に移住してみて

ポッドキャスト『ハコネタラジオ』

前回まで(ネタ1〜ネタ3)は、相方の成田くんの元プロスノーボーダーやNZへの留学の話などなどをやってきて、4回目の雑談を挟み、自分の自己紹介的な話のシリーズに移る。(ネタ5〜ネタ7)

「需要あるんかな〜。」と思いつつ、とりあえず。

あ!ようやくApple podcastにも認められて(?)、ついに配信された。

いや〜、よかったよかった。しかし、Anchorっていうサービスはすごいな。簡単でええわ。

今回のシリーズは、自分が徳島県出身でどういう経緯で北海道に興味を持ち、なにを経て函館にきたかという話。

実際にそこそこいるとは思うが、暖かい地域に生まれると寒い地域の生活がどうなのか、という興味が湧くのはあり得る話だと思う。その一人が自分だ。高校の修学旅行で一度、北海道に行った経験も非常に大きいと思う。雪が降る地域は多いが、広大な景色や北海道という未知なエリア、一番遠い北の大地、というところも

「どうせいくなら北海道までやろ!」

となると思う。ならんかな…。

とにかく、北海道に憧れて大学進学で札幌に行くことになる。そこでは語らなかったが、日の出の時間がめっちゃ早くてびっくりした!春先でも朝5時となるともう明るい!もう朝か、と思って起きると、「まだこんな時間かい!」というのが移住した次の日の朝の衝撃。朝日が当たる場所にベッドがあったというのも要因ではあったとは思う。

まあ、同じ日本だから、そんなにものすごい衝撃はないが、小さな気づきは多かった。まずは言葉。徳島の阿波弁しか聞いていなかったから、急に言葉が標準語に近いイントネーションで話しかけられる、近くで話しているのを聞く、というのがとてもむず痒くなった。普段、テレビなんかでは聞いているはずなので、そんなにおかしいはずはないのだが、生で聞くのは違うということなのか、自分のすぐ近くだったり、自分に話しかけられるというのがこういう感覚にしたということか。

あとは、食べ物。『ザンギ』という唐揚げがある。北海道はジンギスカンがあるので、普通の鶏肉に見えるけど、もしかしたら羊なんかな〜とか、考えた。しかし、普通に美味しい唐揚げだった。厳密には少し唐揚げとは違うらしいが、詳しくは分からないし、唐揚げと同じものを指すことも多い。なんでこんな名前なんやろな。まあ、ジンギスカンもいまだに美味しいと思ったことはないが。

やはり最大の衝撃は、信じられないくらいの雪の量。1年に5回も降ればいいほうの地から雪国にくると、まあすごいな。除雪車の凄さは実際に見ると衝撃的。そして、その除雪車が路肩に雪を積み上げていき、その高さは2mにも及ぶ。これはビビった。車を運転するときは本当に怖い。小道から大きな道路に出る場合、横に2mの雪の壁があるので、鼻先を出さないと状況が分からない。あ〜、こわ。でも!どうにかなるもんや。人間は慣れる動物

ただ、雪の降り始めは20年以上北海道に住んでいても、まだ興奮する。雪かきの季節か〜とは、思いつつ、やっぱり雰囲気が出るし、雪の綺麗なシーンも思い出すからなんだろうか。晴れた日にキラキラとした雪がゆっくり舞い落ちる、なんて時はとても気持ちがいい。普段の景色が一変してしまうのは雪国ならではだろう。南国では、一年中、基本的には同じ景色だ。秋は空が高いとか、日没が早いとか、夕焼けが綺麗、とかは当然あるが、今まで地面が見えていたのに、一面雪景色、というように地面が黒から白に変わるのはやはりならでは。

冬の晴れた日は夏より明るい

冬の寒さは大丈夫なのか?ということだが、持論だが寒いのは着込めばどうにかなるが、暑いのはなんぼ脱いでも暑い。これは、体質もあるだろうからなんとも言えないが、先ほども言った通り、人間は慣れる動物。そして、家の中、施設の中、店の中はとにかくあったかい仕様になっていることが多い。まあ、南国も夏はエアコンがキンキンに効いているのと近い。ただ、暑くて汗をかいた状態でのエアコンの不快さとは違って、寒いところから暖かいところへ入ると生き返りを感じる。これは、なんの違いだろうな。同じく寒いから暑い、暑いから寒い、といっても感じ方、不快感が全然違う。誰か教えて〜。

しかし、最初、ストーブの意味が全然分からんかったな〜。煙突式ストーブ、FF式とかポータブルは結露の原因になる、一酸化炭素中毒になるから窓開けろとか、違いを最初から教えて欲しいとか、思ったな。灯油タンクも家の外にあって、そこから中に供給されるんや。とも思ったし、ハウスメーカーに入ってから、ボイラーが家の中に置く、ましてや電気温水器が家の中にあって、存在感がえぐいとか。考えてみると普通かもしれんが…。徳島の家は、電気温水器は庭の隅っこにあったな〜。

また、雨戸がないのも特徴的。実家では、毎日閉めていた。あの重たい鉄板の扉を。この手伝いがしんどかったな。台風が来る時も必死で濡れながら閉めてたな。台風の心配もほとんどないから無くていいということになったんだろう。かなり古い古民家なんかは痕跡があったりする。家で考えると断熱、窓のサッシなんかがとても重要だということを知らされた。一昔前は東北の家が世界一寒い家だったらしい。やはり、東北までが日本の一部で、お江戸中心の名残からか、『家の作りやうは、夏をむねとすべし』という徒然草の一節をそのままにしているからか、やはり夏中心だったらしく、あんなに豪雪なのに夏仕様だから、世界一寒いと言われていたらしい。おしんの影響もあるんかな。

他にも冬用の靴、スタッドレスタイヤ、車のエンジンも違う、などなど、同じ日本でも細長いのもあって、全然違う。そして、北海道の中でも違う!なんといっても北海道は、九州全部と東北の3県くらいがすっぽり入る大きさ。まさにでっかいどう!最初は、札幌に住んで雪の多さに驚いたが、函館は気候が安定していて、そこまで雪も多くないので、過ごしやすい。

海も山もあって、自然も豊。また、函館についても書けたら書こうかな。

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