見出し画像

ある愛の寓話

  1. 評価

  2. 著者紹介

  3. あらすじ

  4. 印象に残った所

  5. 感想

  6. こんな人におすすめ

評価

『ある愛の寓話』 ⭐️⭐️⭐️⭐️
著者:村山由佳
出版社:文藝春秋
発売日:2023年1月10日

著者紹介

天使の卵-エンジェルス・エッグ』、『おいしいコーヒーのいれ方』はNHK-FM青春アドベンチャー枠でラジオドラマ化された。また、1999年に『きみのためにできること Peace of mind』が『きみのためにできること』のタイトルで日活で、2006年に『天使の卵-エンジェルス・エッグ』が『天使の卵』のタイトルで松竹で映画化された。

あらすじ

原点回帰にして到達点。猫、犬、馬、人形など、異質な存在との交歓によって導かれるカタルシス、圧倒的な熱量をはらんだ作品集です。

印象に残った所

毎日話しかけてると、ぬいぐるみがただのぬいぐるみじゃなくなっていって、本当に分かり合えているような気がしてくる。

モノにも命が宿るっていうか。

わかる気がする。
私も小さい頃からぬいぐるみが好きで、話しかけはしないけど近くに常に置いてる。
今も布団に置いてる。
私が辛い時とか近くにいるから安心感がある。

女だけが男のサポートをしなきゃいけないのかわからなかった。

男女平等って言うけど、今だにお茶出しは女性がしなきゃいけない。
前の職場では、朝と午後にみんなにコーヒー入れないといけなくてそれが意味わからなかった。
自分でやってくれって。
飲みたい人は自分のタイムングで入れればいいじゃんってずっと思ってた。
完璧に男女平等になんてなるのか。

ああ、私はこのひとと一生を共にすることになるんだなあ

ビビッと来る時があるんだろうな。

反りの合わない人間と空間を分け合うより、ひとりで寝ていたほうが気分はいい

それはそうだろうな。
合わない人と極力一緒にいたくない。
1人で寝た方が気が楽。

読書は私にとって、仕事の一環であると同時に大事な息抜きだ。

私も、読書は大事な息抜き。

コンタクトレンズが。

透明とはいえあんなに大きな異物を、それも自分の手で目の中に入れるなんて狂気の沙汰としか思えない

私も目が悪くなって眼鏡かコンタクト選ぶ時に、コンタクトが怖くて眼鏡にした。
でも、眼鏡がずれてきたりと鬱陶しくなってきて、コンタクトに挑戦した。
慣れればコンタクトのほうが楽だった。

世界を取り戻した感じ

私もこれ思った。
コンタクトにしたら、視野が広くなった。
最初からコンタクトにしとけばよかったって思ったくらい。

感想

今年40冊目。
村山さんの作品初めて読んだ。
この作品が原点って言ってて、原点の作品から読めたのよかったかも。
最初の「晴れた空」が1番好きな話だった。
ぬいぐるみの話。
私もぬいぐるみ好きだから共感できる部分が多かった。
短編で読みやすくて一気に読んだ。
他の作品も読みたい。

こんな人におすすめ

・村山由佳さんのファンの人
・寓話が好きな人

この記事が参加している募集

読書感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?