遺体に触れるという事業の納棺師とそのサービス展開

納棺師という職業と特殊な業務内容

納棺師という職業は遺体に触れて納棺する仕事だが、普通ではない遺体を取り扱うことも多いため長続きしない仕事でもある。基本料金は3万5千円だが、遺体の損傷状況たとえば出血や鬱血が目立つ場合は4万~6万が追加される。警察から仕事を受けることもあり、事件に巻き込まれた遺体や殺人遺体の修復・司法解剖後の遺体の修復をして遺族へお返しする仕事もあるという。また納棺以外にも、自殺や腐乱死体を運搬したり、賃貸物件の清掃や消臭といった原状回復、遺品整理などもある。遺体運搬は基本は20万円(内訳は車両代3万円・作業7万5千円・ごみ処分と遺品整理が7万5千円・部屋の消毒などが2万円)で、部屋の清掃は汚染度によって追加料金がかかり完璧に原状回復するには30万円くらいかかる。遺品整理は葬儀屋がやる場合はリサイクルショップにすべて委託することもある。

新規参入業者がもたらす弊害

新規参入者の中には腐乱死体の体液を建物の流しに捨てたりする場合があり、下水に入ると建物全体に悪臭がこびりついて建物全体を殺してしまう。そうなると結局アパート解体となったこともある。普通はオゾン消臭器というものを設置して窓やドアを密閉し2週間くらいかけて死臭をなくす。

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