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次とその次の首相候補

総理おつかれさまでした。

女系・女性天皇容認、脱原発などを考えると期待したい後任はやはり河野太郎氏でしょうか。立憲的改憲という視点で考えるなら石破茂氏という見方もあります(石破氏は女系・女性天皇の可能性も否定していませんし)。欲を言えば立憲&国民民主党のバカバカしい合同から離れた山尾志桜里氏を政権に入れてもらいたい。そうすれば皇位の安定的継承と9条に関しては議論が一気に前に進むはずです。ただ山尾氏が自民党に入るということは考えにくいし、現実的には難しいでしょうね。ならば玉木&山尾両氏には、いつでも政権を担う覚悟を持った野党の役割を果たしていただきたい。与党の揚げ足取りやスキャンダル叩きで人気を得ようとする連中にはもううんざりしています。

低所得の身としては消費税減税をしてくれる政権を望みます。河野氏はその点が気がかりです。公式サイトには「国税分の消費税を全額基礎年金の財源に充て、基礎年金の保険料を廃止」という考え方が載っていますが、これ本当に可能でしょうか? 消費税を上げると一時的には税収が増えるけど、長期的に見ると上げなかった場合よりも減っているというデータを藤井聡氏の著書で読みました。基礎年金の保険料廃止がもし実現したら手取りが増えるわけで、給料が上がるのと同じ効果があります。消費税以外の財源で実現する道筋はないのでしょうか。取り易いところから取るのではなく、大多数の国民の日常生活に影響の出ないところから税収を得る発想をして欲しいところです。税の行政サービスへの還元は貧富の格差を調整するためでもあるのですから。

あとはインバウンド依存を含めたグローバリズム全般の見直しです。コロナより危険なウイルスが今後入ってくる可能性は大いにあります。何も考えず、ただ盲目的にイギリスやアメリカの真似をしてロックダウンなんかしていたら、日本の経済はどうなっていたか。外国人労働者に頼り過ぎず、長期的な視野に立って少子高齢化を解決していく策も併せて考えていただきたい(その点でも「保育園落ちた日本死ね」のブログを国会で取り上げた山尾氏の政権入りは有効だと思います)。自分の国は自分で守る、政策も自分たちで決める。そういう自立した精神を育むためにも立憲的改憲はどうしても必要です。そう考えると当面は石破氏でしょうか? ただこの人は原発を推進する根拠を将来的な核開発の可能性に結び付けようとする点が個人的に好ましくないのです。

総裁選のやり方も大事。これによって結果が変わってきそうです。本来は国会議員による投票と全国の党員などによる党員投票の合計で争われることになっています。しかし緊急の場合は党大会に代わる両院議員総会で選任され、党員投票はおこなわれません。今回みたいな任期途中の辞任のケースは後者に当たると考えられるのですが、地方に強い石破氏としては不本意でしょう。総理の体調もありますけど、国のトップを決める大事な投票です。ここは変に急がず、誰もが納得できる手続きを経て、丁寧に決めてもらいたいですね。でも現実的には両院議員総会で岸田氏か菅氏になりそう。その二択なら菅氏かな。石破氏は来年の総裁選まで一年待つことになるけど、その頃には衆議院選挙を見据えて国民人気の高い河野氏への禅譲が進みそうな気もします。

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