無人古本屋BOOK ROAD

東京の三鷹駅北口徒歩13分、三谷通り商店会にある無人古本屋 【メディア掲載】  ・h…

無人古本屋BOOK ROAD

東京の三鷹駅北口徒歩13分、三谷通り商店会にある無人古本屋 【メディア掲載】  ・hanako「吉祥寺のオモテとウラ」  ・ソトコト「本と、本が作る場所」  ・OZマガジン 中央線一人散歩 →連絡先:bookroad.mujin@gmail.com

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無人古本屋で見られるお客さんのお茶目心

棚の整理のために無人古本屋に行くと、多くの寄付の本を頂いていました。いつも本当にありがとうございます。 どの本もたぶん選んでおいてくださったのだと思います。思わず手に取りたくなるような本ばかりです。店内で一人立ち読みしていました。 そして、一通り本を眺めた後に、棚の整理をしようと思っていると、なんと金魚の本の前に魚釣りのおもちゃが! 本にあわせて置いてくれたのでしょうか。こうやってお客さんの遊び心に触れられるのも無人だからこそ。 店主がいないだけに、お客さんがいろいろ

    • 見守られている本屋

      本の補充でお店に行くと、前回訪れた時と店内に変わりはありませんでした。かなりの本を購入頂いていたのと、寄贈の本が置かれていた以外は。 毎回思います。「これってほんと凄いことなんじゃないか?」だって、人がいないのに空間が保たれているんです。 「皆に見守られている」お店なんですよね。

      • お客さんに励まされている店主

        最近、無人古本屋を訪れた方から「励まされました」や「希望が持てます!」といったメールを頂きます。 ただ、元気や希望を一番もらっているのは僕自身で、「できたらいいな」と思っていた世界をお客さんが創りあげてくれています。 そして、あの場所を気にかけてくれる皆さんの気持ちが嬉しいです。

        • 無人本屋の性善説に基づいた人のつながりのあり方

          東京武蔵野市で無人古本屋を運営している中西です。 無人古本屋を訪れてくれた方から、手紙を頂きました。無人で運営しているため、お客さんが私に何かを伝えようと思うと、手紙かメールで連絡をいただきます。 嬉しいことに普段、週に1人か2人の方からいただくことがあるのですが、今回の手紙は読んでいて目頭が熱くなるぐらい嬉しいものでした。 「世の中がますます効率化が求められ、人を信用しない仕組みで形づくられていく中で、このような性善説に基づいた人のつながりのあり方はちょっとボクの心の

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        • フリーランスの仕事術
          0本

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          無人古本屋に対しての台湾の方の反応

          嬉しいことに、台湾の方が無人古本屋のことをまとめ、紹介してくれていた。 紹介していただいた櫞椛文庫さん、ありがとうございます。 フェイスブックの反応を見る限り、ポジティブに捉えられていた。こちらが実際に投稿されていたフェイスブックの内容。 投稿の反応の部分を切り出してみると、切り取った10月28日17時の時点で50以上のいいねがついていてシェアは7件、他の投稿に比べても反応はいい。 翻訳をしてみると、正確にはわからないものの、無人販売が成立することに対しての驚きが記載

          無人古本屋に対しての台湾の方の反応

          日テレNEWS24に取材頂いた"無人古本屋”の動画がアップされました

          東京都武蔵野市で無人古本屋を運営している中西です。 先日、日テレNEWS24担当の陳さんに取材頂いた無人古本屋の動画がアップされました。 実際にお客さんにもインタビューいただき、僕が知りえない一面も垣間見られます。 わずか2坪の無人本屋は、地域の方、本好きの方、無人販売に興味を持たれている方に支えられ、なんとか運営ができています。 無人古本屋を5年半運営して改めて思ったことニュースを見ていると悲しくなるようなことが多く取り上げられています。ただ、一方で、取り上げられな

          日テレNEWS24に取材頂いた"無人古本屋”の動画がアップされました

          17万部売れたあの本の著者に、インタビューしていただきました

          東京都武蔵野市で2坪の無人古本屋を運営している。中西です。 “ひとりを楽しむメディア/DANRO"のライター神田さんにインタビューいただきました。 神田さんは17万部売れている「もし文豪たちがカップ焼きそばの作り方を書いたら」の著者。私自身も本を読んだことがあっただけに、連絡をいただいた時には飛び上がって喜びました。 1人で楽しむお店としてインタビューいただきましたが、2坪で無人の当店は、まさに1人が似合う本屋の全国上位に位置すると思います。 そして、無人なのに、お土

          17万部売れたあの本の著者に、インタビューしていただきました

          無人店舗なのに、おすそ分けを頂いた。

          武蔵野市で無人古本屋を運営している中西です。 なんと、徳島からお店を訪れてくれた古書ブンさんから、すだちをいただきました。 本を頂くことはあっても、農作物を頂いたことはなく、初めての経験でした。 東京で尚かつ無人のお店を運営しているのに、おすそ分けをいただけるなんて、夢にも思っていなかった。 無人なのに、お客さんとのゆるい繋がりがもてるこのお店は本当に不思議だ。 思わぬおすそ分けに、一緒にお店を訪れた息子は大喜び。帰ってカマスを焼き、ギュッと一絞り。美味しさもひとし

          無人店舗なのに、おすそ分けを頂いた。

          本屋を無人で始めた理由~①新規性~

          東京/武蔵野市で2坪の無人古本屋を運営している中西です。 前回の投稿であげた、「本屋を無人で始めた理由」の1つ目の新規性について書いていこうと思います。 自分の作りたい本屋って? 実際に本屋を作りたいと思った時、「自分はどういう本屋を作りたいんだ?」と何度となく自問自答しました。とはいえ、考えても答えはでず、打ち手として以下の2つに取り組みます。 ・本屋さんの情報収集   本屋さんが特集されている書籍と雑誌を購入し閲覧   本屋さんが記事になっているサイトを閲覧 ・

          本屋を無人で始めた理由~①新規性~

          本屋を無人で始めた理由

          東京/武蔵野市で2坪の無人古本屋を運営している中西です。 「なぜ無人のお店をつくったのですか?」 最近、よくこの質問をされます。確かに、アマゾンが無人のお店を作り、中国でもスーパーで店員がいないお店ができています。 ただ、私の場合は”技術的に可能になったから"という理由でつくったわけではなく、主に3つの理由で無人の本屋を作りました。 ① 新規性 ② 継続性 ③ 制約条件 このnoteは私自身の頭の整理と、無人古本屋の日常を伝えるために書いていこうと思います。

          本屋を無人で始めた理由