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『52ヘルツのクジラたち』を読んだあとは、『今日、誰のために生きる』がおすすめ

今回読んだのは『52ヘルツのクジラたち』。

こんな内容だとは、思いもしなかった…。
表紙が可愛らしいので、ほんわかしたストーリーが展開されると思い込んでいました。

2021年本屋大賞第1位ということで、すでに読んだ方も多いと思いますが、児童虐待をテーマにした内容でした。

小説のテーマは、社会を反映している

この本を読んだ時、『とわの庭』を思い出しました。
表紙がかわいいのに、内容はネグレクトを扱う物語。

ほんわかした心温まるストーリーだと思いこんで読んでいたら、そうじゃなかった…。

小説って、その時代を映していることが多いですが、それだけ児童虐待が社会問題になっているのを改めて感じました。

厚労省のデータを見たら、虐待相談件数が増加の一途。
声を上げられない子どもたちのことを思うと、胸が痛みます。

ツライ話のあとは、心温まる系で

人間社会のダークな部分に触れる本を読んだ後は、思いっきり心温まる本を読んで、心を癒したくなります。

こちらの本も先日読んだのですが、「人間の温かさ炸裂」の内容です。
サクッと1時間くらいで読めます。

ココロの余裕がなくなると、他人を傷つけやすくなる気がします。

虐待の背景にあるのは、心に余裕が持てない社会かもなぁ、と。

自分は誰かを虐待していなくても、効率を他人に要求して、余裕のない社会を作り出してしまっているかも。

あぁ、もっと寛容な社会になるといいっすよね。

おわりに

最近、小説を立て続けに読んでいますが、面白い本が多すぎて困ります。
町田そのこさんの本は初めて読みましたが、他の本も気になります。

ただ最近、本を読み過ぎたせいか、腕がしびれ、なかなか治りません。
ロキソニンテープを肩と腕に貼って、様子を見ています。

湿布くさいからか、昨日は猫が一緒に寝てくれませんでした。

中高年のみなさん、長時間の読書による肩こりには注意です。

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