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雨の中の読書会/米沢温泉オフ②(小野川温泉)2023.6.10~11 レポート

■■ 雨の中の読書会 ■■
米沢温泉オフ(小野川温泉)2023.6.10~11 レポート
◆ 場所:山形県米沢市小野川温泉
「宝寿の湯」
◆ 日程:2023年6月10日(土)~11日(日)
◆ 参加者:5名(男性4、女性1)
・アンドウ ・むらて ・JACK ・まりこ
・今村(支配人)
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◤1◢  静かに語り合った温泉オフ

この「温泉オフ」について、レポートで報告することは無かった。単にサボっていただけだったのだが。ごめんなさい。
2日間の読書会の終りくらいに、駅前のお店で珈琲を飲みながら話をしていたときに、「毎年やっていこうか」という話となり、この「6月の時期がいいよね」ということとなった。そういう意味では、思い出深い、確かな温泉オフとなった。

考えてみると、別に大人数である必要はない。5人くらいでも、十分に楽しめる。いや、このくらいの人数の方が、移動その他、楽といったら楽だと言える。また、読書会という視点でいうならば、1テーブルというのが圧倒的に良い。
無理をすることなく、自然体で、温泉オフを楽しむことにしたい。

◤2◢  米沢観光ガイド(蕎麦と米沢牛)

この2023年開催の前は、2014年となる。いつの間にか、10年ほどの歳月が流れた。
どこに行って、何を食べたら良いものか?
だいぶ悩んだが、スタンダードな食べ物にすることにした。
前回とは違うお店ということにして。

・「弥平 (やへい)」

https://yaheisoba.hp.gogo.jp/pc/
https://tabelog.com/yamagata/A0602/A060201/6000487/

米沢というか、東北は、蕎麦が美味しいのではないかと個人的に思っている。
しかも、「かいもち」という食べ物が、米沢の限られた店にはある。
このお店にも「かいもち」がある。
他にもいろいろなメニューがあることで、参加者のそれぞれが自分の好きなものを注文しえ食べてもらうことにした。
「とり中華」「冷し鳥そば」というメニューもある。他の県では、かなり珍しいようだ。

さて、「かいもち」である。一般的な名称は「そばがき」だが、この米沢では「かいもち」と呼ばれる。「納豆」と「えごま」の2種類のたれで食べる。納豆というと驚かれるのだけど、この地域では普通なのである。ちなみに、餅なんかも、納豆餅がスタンダード。
あくまでも、僕の経験上なのだが、他県の人からこの「かいもち」は喜ばれる。

・温泉宿での“米沢牛すき焼き御膳”

https://www.hojunoyu.com/index.html

米沢というと、一般的なイメージは“米沢牛”なのだろう。正直なところ、専門店で米沢牛のすき焼きを食べると、けっこうな金額となってしまう。「米沢の人はいつもこんな美味しい肉が食べられていいですね」と言われることがあるのだが、そんなことはない。年に一回くらいしか食べていないのではないかと思う。

比較的安く食べることを考えると、温泉宿に泊まって、そのプランの中で食べる方が安いような気がする。そんなわけで、お約束のように米沢牛を食べた。しかし、そろそろ別のメイン料理でもいいかなぁと思ったりもしている。

・米澤牛DININGべこや

https://www.yonezawagyudining.jp/
https://tabelog.com/yamagata/A0602/A060201/6000430/

特別に牛肉を食べているわけではないので、よくわからないのだけど、「米沢牛」というのは全国的に(ということは全世界的に?)「美味しい!!」と言われているようだ。ここのお店の食べログの評判なんかも、まあまあよろしいみたいだ。

しかし、参加者からは「お昼に焼肉は、ちょっと重いのではないか」という声もあった。確かに。いろいろな声がある。でも、焼肉って、「煙の中でただただ、食べ放題的に、複数の人で競争するように、肉だけを食べる」という印象が強いような気もする。ゆっくりと、自分のお皿の肉を静かに味わう、という大人の焼肉というスタイルで攻めたい、というのが今回のテーマとした。

食べたのは「べこや御膳」(3,300円)というもの。見た目もけっこう豪華で、量的にもちょうど良かったように思う。食べたくなりませんか?(笑)

・新杵屋「牛肉どまん中」

http://www.shinkineya.com/index.html

「駅弁日本一は?」みたいな特集のようなものでは、ほぼ上位に入っているではないかというのが「牛肉どまん中」という駅弁。その本社工場直売店というのは、JR米沢駅の目の前にある。
参加メンバーのひとり、まりこさんが、「お土産に牛肉どまん中」を購入したいということで、この売店へ。あまり知られていないのだけど、この直売所では、注文してから作ってもらえる。注文後少し待ち時間はあるのだけど、温かなできたての駅弁(日本一人気の)というのは、なかなか良いものです。

◤3◢  米沢観光ガイド(見るべき景色)

・御成山公園

https://yamagatakanko.com/attractions/detail_4127.html

冬場は行けないのだが、今回は、御成山公園に登ってみた。ここからは米沢市内が一望できる。米沢からもう少し北の方の、高畠町の景色までも見える。この辺りは、イザベラ・バードが「東洋のアルカディア」と呼んだところだ。

米沢を訪れた人には、まずは、この御成山公園からの景色を楽しんで欲しい、という気持ちがあった。この読書会でこの景色を見てもらったのは、主催者として、嬉しい時間だった。

ちなみに、参加者のひとりであるJACKさんは、神奈川からバイクでの参加だった。たまたま、この公園にいた地元民から、「ここでこのバイクを見るとは思わなかった……」と驚かれていた。

・笹野観音

http://sasanokannon.com/

正直なところ、すごく錆びれたお寺なんだけど、「ここがいい!」という人はいるみたいです。他の観光客など、ほとんどいないこともあり、静かに「自分自身との対話」なんてこともできるかもしれません。

・小野川温泉周辺の散策

https://onogawa.jp/

特に何かがあるわけではないのだけど、温泉地というのは、その「何もなさ」が本来の良さなのかもしれない。
僕も、この近くで、川の流れを眺めながら本を読むのが、良い時間となっていたりする。

・道の駅米沢

https://michinoeki-yonezawa.jp/

良いか悪いかは別として、最近はどの街でも「道の駅」という場所が観光の拠点になっているような気がする。クルマで知らないところに行けば、まずは「道の駅」に行き、お土産を買ったり、食事をしたり、というのは、間違いのない選択ではある。
ここで食べるラーメンも蕎麦も焼肉も、お惣菜も、ちゃんと美味しいです。日本酒「洌」も売っていたし。
でも、観光で道の駅に行きました、というのは、何か寂しいと思うのは、僕だけなんだろうね(笑)。

・堂森善光寺

https://yamagatakanko.com/attractions/detail_1587.html

前田慶次の好きな人にとっては、聖地となる場所です。どうしても、「静かなところ」「観光客のいないところ」に行きたいと思ったりしていて、参加メンバーの皆さんが、どういう感想を持っているのかな、よくわからない(笑)。
ちなみに、米沢という場所は、観光資源というのは、かなり多い方だと思っている。ただ、かなり錆びれているのは事実だけど、そこがより良いところではないかと……。

かつて僕は隆慶一郎の小説に嵌っていたことがあった。当然のように『一夢庵風流記』も読んでいる。しかし、その頃は、「前田慶次=米沢=堂森善光寺」というイメージは全く無かったように思う。僕にとっては、堂森善光寺は親戚の法事で行くお寺というイメージだったりしているが。

・米沢城址 / 松が岬公園

https://yamagatakanko.com/attractions/detail_2314.html

米沢の定番という場所のようです。米沢に来たならば、一度は行かないと、というところなのでしょうね。
米沢という町は、あまり知られていない地味なところなのだが、上杉謙信、上杉景勝、直江兼続、前田慶次、伊達政宗、上杉鷹山などなど、歴史的な人物とも関りが深いところだったりしている。
そういう意味では、ぜひ、僕自身これから読みたい本、多くの人に読んで欲しい本が、多くあったりする。

◤4◢  米沢の風景(PHOTO)


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