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ボルボラ日記 vol.02~筋トレことはじめ~

 ゴリラアイコンにふさわしい肉体にはまだ遠く。さらなる鍛錬が望まれるボルボラです。

 思い出してみると、筋トレを始めたのは2015年6月のことでした。当時は応用化学で博士後期課程に入って2年目だったか。精神がついに限界を迎え、うつ・統合失調症・不安障害・睡眠障害という4つのステータス異常にかかりました。ここまで揃うとしんどいですね。きっつい。休学していました。真面目に人生終わったかと思ったものです。

 休学中、Twitterでクダを巻いていたのは今と変わりません。そんなあるときフォロワーさんから1冊の本を紹介されました。『脳を鍛えるには運動しかない!』という本です。
 読んだ結果、深い感銘を受け、通常の治療に加えて運動に取り組むようになりました。タイトルこそあやしげですが、中身は理系的な意味でもきっちりしています。それまで運動習慣を生活に取り入れるというのは考えていませんでしたが、「◯◯というデータがあり、したがって、こういうことをすると✕✕の点で有益」と理屈が通ると、それがうまくモチベーションになってくれました。この「理屈が通った」は私にとって筋トレを続ける最大の原動力になっています。
 精神疾患者には病態や症状によっては常にお薦めできることでもないですが(主治医と相談してくださいね)、まあ基本的には運動するのは悪くはないかと思います。

 さて。運動しなきゃと思っていても、なかなか継続しにくいものです。ただ私もトレーニングをしてきた中で、なんとなく自分のなかで「継続するコツ」みたいなのが出来てきました。せっかくなので今回はそれを紹介してみたいと思います。


①とりあえず着替える。

 一説によると、「やる気」というものは脳科学的に存在しないらしいですが、心情としては「やりたくねぇ…」ってなることがあると思います。そんな時は、運動するかどうかはさておき、まず運動用の服装に着替えてしまうことです。スタートの動作をすると、「着替えたんだしもったいないか」という気持ちが不思議とわいてきます。受験勉強でもとりあえず机に向かって参考書と問題集を開くという動作だけはやるとか聞きますね。けっこうやれます。

②運動終了後の爽快感・達成感を想像する。

 最近うまくいっているのがコレです。怪我をした場合などを除き、基本的に運動したあと「ああ、運動しなきゃよかったな……やめておけばよかった……」という感想を抱くことは稀なはずです。むしろ「やりきったぞ!」と自分をホメたい気分になります。
 このときの爽快感・達成感を想像しましょう。さらに想像をおしすすめ、妄想をしてもいいです。私はベンチプレスのスコアアップに取り組むとき、「高重量を挙げてTwitterで自慢したい」「それですごいですねって言われたい」という願望を常に思考の中心に据えています。本当に常にそう思ってます。ホメられれば嬉しいもの。他人からホメられることを望むのはダサいと思うかもしれませんが、承認欲求は否定するのではなく、上手に利用したほうがいいです。

③ざくざくアクターズのBGMを流す

 『ざくざくアクターズ』(Vectorリンク)は、はむすたさんという方が制作・配布しているフリーのRPGです。パソコンがあれば無料で出来ます。無料ながら100時間以上は楽勝で遊べる驚異的なゲームで、私は本作を人類が到達した中で最も面白い作品のひとつに数えています。

 さて。公式に『ざくアクmozell曲メドレー』『ざくアク水着編mozell曲メドレー』がYouTubeで配信されています。(もちろん最終的にはCDまたはダウンロードコンテンツで買うべきです)これをBGMとして流すことにより、筋トレがはかどります。「ハグレ王国に入りたい!」と思えば、自然と「王国の役に立つ人材にならねば…」という使命感が湧き上がってくるでしょう。とりわけ私は登場キャラの一人で傭兵であるジュリア隊長の下につきたいと心から願っていますので、肉体的に軟弱者ではいられません。

 だいぶふざけているように思われるでしょうが、①と②を使ってもトレーニングに着手できなかった場合でも、不思議と私を立ち上がらせる力があります。実際、バカにできないレベルでよく使ってる方法です。妄想世界の住民である私のようなオタクにはよく効くようです。

 もっとも、あなたがざくアクをプレイしているか、プレイしてもそれほど好きになれるかは分かりません。好きになれない場合は、おそらく感受性が鈍いとか魂のステージが低いとかが原因だと思うのですが、その際は適宜他の作品・キャラクターに置き換えてください。「好きなキャラクターに恥じない自分でありたい」という駆動力はけっこう強いです。オタクであればあるほど使える方法です。


 「自分をいかにコントロールするか?」という問題は、真面目に考える価値があります。それこそ一生モノの知見です。本記事で述べた私の方法がそのまま利用できるかはともかくとして、いろいろ試行錯誤して「発見」すると良いと思います。

 本日の日記は以上でございます!

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