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#5 植物の進化と花の誕生②

植物は他の個体との交配によって、様々な遺伝子を獲得し、環境の変化に適応していきました。
花の進化とは、植物がどうやって他の個体と効率よく交配するか、どうやって様々な環境で生き残っていくか、その試行錯誤の結果とも言えます。

植物は、初めはシダやコケのように胞子で自分のテリトリーを広げていましたが、ある時、"種"という画期的な発明をしました。

種は小さく軽く、風や水の流れによって遠くに運ばれ、まだ他の植物がいない土地に自分のテリトリーを獲得することができます。
また、種の中には初期成長に必要な栄養を貯めておくことができるので、もし新しい土地に栄養がない場合でも、生き残れる可能性を増やすことができます。

植物は、種という自分の子孫に多様な遺伝子を持たせるため、「もっとたくさんの他の個体と交配したい」と考えました。
そこで、胞子を飛ばすように"花粉"を飛ばして、他の個体と交配するようになりました。

花粉を雨風から守るために生まれたのが"花"です。最初は花はシンプルな作りでした。
"裸子植物"と呼ばれる、マツやスギなどのグループは、こうした初期のシンプルな花の形を残しています。彼らの花には花びらはありません。彼らは大量の花粉を作って風で飛ばし、数打ちゃ当たる作戦で、他の個体と出会って交配し、種を作ります。

次回はやっと花びらのある花のお話ができる予定です。

次回もよろしくお願いいたします。

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