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水道出張修理屋

 広島の実家に帰って、家に戻った日、実家のトイレが壊れたらしい。便器の根元の間から水が出てきて止まらないというものだったのだが、母親はそれで某水道出張修理屋を呼んで、急遽便器ごと取り替えたらしい。23万かかったとのことだ。
 せめて僕がいれば、うまく対処できただろうにと思うと23万が勿体なくもある。そういう現象の時はだいたい給水管の異状であることがほとんどだ。便器が急に割れたりして水が漏れたりすることなどない。もしそうなら目視でわかるはずである。もっとも現場を見ていないので、なんともいいようはないのだが。
 多分、給水管の交換、またはパッキンだけを交換すれば、安くちゃんと直ったのではないかと推察する。
 知識がないというのは実に勿体ないものである。家の修理修繕やパソコンの不具合まで、意外と何でもないことが修理屋に持って行くと多額の金額を請求されたりする。
 仕方ないといえば仕方ないが、ホームセンターに勤めていたせいか、そういうことが、勿体なく感じることが多い。特に水回りは故障が多い割には一般人は知識が乏しい。そこに目をつけたのが、水道出張修理屋である。儲けるために阿漕な商売してるよねえ、と思うが、知識のない人には、カネがかかっても直ればいいのだ。なかなかいい商売である。でも僕は正直だから務まらないだろうなあ。

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