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鬱屈した日には

 左足の小指の亀裂骨折が悪化して、そのため姿勢が悪くなったのかギックリ腰になり、何故か脈拍が100以上をキープし続けている。
 そのためずっと横になっていたのだが、鬱屈して首が苦しくなり、これはうつ病の前兆だと考え、思い切って外に出てみた。足にはギプス、腰にはコルセット、28㎝のでかいサンダルを履いて(ギプスが入らないので、わざわざ買った)TSUTAYAに赴いた。
 そこで月刊日経エンタテインメントを立ち読みする。當真あみの記事が連載で載っているからだ。その後、SPINA(地元のスーパー)に寄って、カップ酒と麒麟の新発売の晴れ風を買った。
 春の気候は暖かく、気分がいい。今までの鬱屈した気分が幾らか晴れやかになった。ただ脈拍数が高いのにアルコールを飲んでも大丈夫であろうか、という不安がよぎる。第一まだ昼である。夜に回して、昼は大人しくしておこうと思ったのだが、目の前にあって飲まないのも考え物である。やめときゃあいいのについカップ酒を飲んでしまった。
 半分飲んだところで、脈拍が116になった。120を越えるとちょっとやばいかもしれない。
 完飲してしまった。300mℓ。脈拍が129になった。大ごとだ。でもアルコールのせいだから、大したことはないだろう。このまま昼寝でもしようか。
 大丈夫、大丈夫。當真あみが朝ドラの主人公になるまでは死なないから。
 

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