久しぶりに、散歩の途中で、妻と近所にある星乃珈琲店に入った。モンブランのパフェが食べたいと妻がいったので、僕もモンブランは大好きなので、賛成して、中へ入ったのだが、パフェは11：00からで、モーニングサービスしか提供しないとのことであった。その時、時刻は10：20。
　どうやら店は厨房とウエイターの2人で回しているようで、とてもモーニング以外のメニューを出す余裕はないようだ。客は僕らを除いて3人ばかし。皆老人だ。ウエイターはその中を1人で切り盛りしている。表にはいつから貼ってあるのかバイト募集のポスターがあった。
　誰も面接にこないのだろうなあ、と容易に想像は付く。ここに限らず、小売業はどこも人不足だ。小売業だけではない。バスやタクシー、トラック運転手、等々。日本にはこんなに人がいないのかと思えるほど、どこも人不足だ。余っているのは老人ばかりである。
　外国人労働者が増えている。そのうち日本は多民族国家になってしまうのではないかとおもわぬでもない。そのまま放ったらかしにしていたら中国人に支配されているかもしれない。それがいいのか悪いのか僕には現状答えが見つからない。
　とりあえず僕はフレンチトーストのモーニングセットを、妻はあんトーストのモーニングセットを注文した。コーヒーはうまかった。未来のことを僕ごときが考えても仕方がない。今日を楽しく生きればいいさ。もう老人の仲間入りなのだから。