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発達障害児を育てる親は、これから企業でモテモテになります

発達障害児を育てているお父さんお母さん、私たちは「組織に新しい能力を与える」スキルがあるのですよ!というハーバード・ビジネス・レビューの寄稿記事。嬉しいじゃないですか。

ニューロダイバースな子どもの親は、困難な子育ての試練を経験しながら新しい能力を磨いており、その能力は組織の重要な資産でもある。そこで組織は彼らを理解してサポートを提供し、その能力を最大限に引き出すべきだ。

Harvard Business Review

(社会や世間が)よりインクルーシブになることは、ニューロダイバースな子どもの子育てに付随する貴重な学びである。自分たちとは違う人々を「あの人たち」と分類したり、特定の人々を「変わっている」とか「奇妙」と言ったりすることは簡単だ。しかし、ニューロダイバースな子どもを世話していると、強みと見なすことができる行動や態度がすぐにわかるようになり、一般に弱さや障がいと見なされるものでも、サポートさえあれば多様な能力と見なせることもわかってくる。

HBR

確かに。私の自慢でもありますが、ニューロダイバージェントである(なくても)子どものプラス面を見出すのは得意ワザです。おそらくアメリカの学校で教えてきてそこは鍛えられました。理由はここに書いてあります。笑

また、奇異さや特異性に目を惑わされずに解決策へと進めるようになる。たとえば、自閉症の人はパターン認識が得意なことが多い。また、しばしばデータ分析に秀でている。ただし発話や認知の遅れのため、あるいは不安や注意欠陥・多動性障害(ADHD)などの併存症状のために、面接は不得意なことがある。こうしたことにすぐに気づくニューロダイバースな子どもの親は、最高の、最も生産的なリーダーになれるかもしれない。

HBR

確かに私たちにその要素はありますね。続きます。

従業員全体が徐々にニューロダイバーシティを認めるようになってきたいま、こうした親たちは、なろうと思えば、ニューロダイバースな従業員と一般的な従業員のかけ橋になることができるし、さらに彼らが活躍し組織が繁栄できるように、ニューロダイバーシティにまつわる手続きやシステムやプログラムを構築するのに、このうえなく適任である。

HBR

ニューロダイバーシティ、脳の多様性を社会に広めるために必要なことの一つに、企業での雇用の間口を広げてもらうことがあります。つまりニューロダイバージェントの雇用。ただここには架け橋的な存在が必要で、確かに私たち発達障害児を育てる親はここの理解に長けているなと。このポジションには適任であること間違いないですね。

それともう一つ。この指摘はさすがだなと拍手したいのですが、

慈善団体への支援も適切な努力の形ではあるが、「オーティズム・スピークス」のような問題のある団体は避けてほしい。ニューロダイバースな人々を支援する非営利団体を検討する時は、対象となる集団の権利のためにどのような活動が行われているか、よく調べよう。リーダーシップや意思決定に当事者が含まれているかどうか。不安を煽っていないか、理解を促進しているか。問題のある団体と協調することは、何もしないというメッセ―ジを送っているのと同じか、むしろ害になることさえある。

HBR

数年前、元NASAで現在人気のユーチューバーであるMark Roberが自身の息子さんが自閉症であると公言して話題になりました。その後、人気のTVホストJimmy Kimmelと一緒に自閉症のアウェアネスのためのファンドレイズ・イベントを開催。そこまでは素晴らしいのですが、寄付の先がAutism Speaksだったんですよね・・・残念に思いました。どの団体を自分はサポートしたいのか、下調べることは必要です。

まとめ。

ニューロダイバージェントを育てる私たちは、社会に利益を与える必要な存在だぞー!



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