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【脳死は人の死ではない#6】脳死宣告後に生き返った若者!最近のニュースから

最近のニュースを取り上げましょう。2021年4月4日、「ニュースサイトしらべぇ」からです。

脳死と宣告され臓器提供へ… 摘出手術直前に息を吹き返した若者が話題に
「すでに脳死状態で、回復する可能性はありません」。医師にそう言われた男性が、自発呼吸を始め家族を驚かせた。

ある10代男性が脳死を宣告されたことを受け、臓器提供に同意した家族。その後にまさかの奇跡が起こったことを、『The Daily Star』などが報じている。

■凄惨な事故と脳死宣告

3月13日のこと、英国・リークで暮らす18歳の男性が車にはねられ、頭部などに重傷を負った。すぐにヘリコプターで大学病院に搬送された男性は、緊急手術を受け回復を目指すことに。しかしその後も意識は戻らず、脳幹はまったく機能しなくなってしまった。

男性の治療にあたった医師団は、3月17日に脳死状態と判断。悲しみに暮れる家族にもそう伝え、「回復する可能性はありません」「すでにお亡くなりになった状態です」と話したという。

■臓器提供に同意

悲しみに打ちひしがれながらも家族は男性にお別れの言葉を述べ、臓器の提供に同意。医師団は「7人の患者さんに臓器を提供させていただきます」と家族に伝え、生命維持装置をすぐに切ることを取りやめた。

だが臓器摘出が数時間後に迫ったとき、男性は自力で呼吸を再開。その後も回復の兆候が確認されたことから、家族は驚きつつもおおいに喜んだ。

■気になる現在の状態

まさかの復活から数日。「臓器提供に同意したおかげで、生命維持装置をすぐに外されずにすんだ」と喜ぶ家族によると、男性は痛みにも反応するようになった。

四肢も動いており、今は口や頭を動かすなどして、日に日に調子は良くなっているように見えるという。しかし、実際にどこまで回復できるかなどは、まだ分からないようだ。

■衝撃を受けた人々の声

臓器提供を数時間後に控えた男性が、まさかの復活。これについて報じられるなり、多くの人が驚いた。

「脳死と宣告されても、ある程度の時間があれば回復できる人はけっこういるのではないか」というコメント、「なんて幸運な人なんだろう」「完全に回復できたら素晴らしいと思う」という意見もインターネットに多数書き込まれている。

家族は男性が経済的に困ることがないようにと、インターネットで寄付を募っている。すでに目標額を上回るお金が集まっているようだ。


脳死と宣告された後に生き返った話は、決して一過性のものではありません。それが時おり報道されるものであったとしても、脳死宣告後に生き返る可能性は常に存在します。ここに「脳死が人の死」とすることの問題点が潜んでいると思えてなりません。


見出し画像は、フジさんの画像をお借りしました。ありがとうございます。

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