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最高級左手デバイスOrbital2は高すぎる!?その高い理由を話します。

まず初めにぶっちゃけOrbital2って高いなって、思いませんでしたか?
税込で35,200円ということで、これまでのクリエイティブ系やゲーミング系の左手デバイスの相場よりも結構高めの価格になってしまっています。
この価格にBRAIN MAGICも心を痛めておりまして、そもそもBRAIN MAGICはクリエイターの仕事を少しでも楽に少しでも速くしようという想いで立ち上がっている、クエリイターによるクリエイターのためのチームなんです。
そんなチームで出しているデバイスなのに高くなっています...。
確かにWebで見ると「Orbital2 高い」「Orbital2 高い 理由」というのが検索されているんです。
なぜ、Orbital2は高いのか、ここについて今回はお話をしていきます。

Orbital2というデバイスが高い理由が大きく分けて3つあるんです。
1つ目、中に入っているセンサーがとてもいいものが入っている
2つ目、塗装にかなりいいものを使っている
3つ目、人体構造に基づいた構造 / 設計をしている

1. センサー

Orbital2に入っている押しセンサーも内部センサーも国内メーカーのとてもいいものを使っています。高耐久センサーと呼ばれるものになります。特にこのダイヤルにいたってはこのダイヤルの中に入っているセンサー1個で普通のマウス1個買えるよっていうぐらいの価格なんです!
BRAIN MAGICのOrbital2の作り方って科学に基づいて作っており、ちゃんと科学するためにはクリエイターのデータを取らせていただく必要あるのでまずクリエイターのデータを膨大に取らせていただきました。
そうすると1時間当たり2000回くらいキー操作をするという結果になりました。クリエイターは1時間で1日の作業は終わらないんです。普通には平均8時間とか、長いと10時間とか、また納品前とかで24時間作業しているんです。そうして計算していくと1時間に2000回ならば10時間で2万回になると。普通のリモコンの中に入っているスイッチの耐久性って、3万回ぐらいなんです。クリエイターがたったひとつのスイッチを押し過ぎているかというとそうではなくて、いろいろなキーを押して1000回なんですけれども、よく使うものっていうのはその中の2割くらいになります。
プロのクリエーターのめちゃくちゃな使い方に対応するためにこれ以上ないっていうぐらいセンサーを入れているんです。というところで結果的にセンサーパーツの原価の時点で高いということになっているんです。ただ耐久性が高い分、他のテンキーや左手デバイスなどいろいろありますけど、そういうものと耐久性で比較していただくと実はコスパはいいものです。

2. 塗料

塗料なんて、たかが知れているだろうと思われるかもしれないんですが、実は結構大きいんです。見ていただくとOrbital2のパーティングライン、いわゆる製造するときに金型抜くとどうしてもダサいラインが出がちなんですが、Orbital2にはないんです。どうしているかというと、そういう金型を使っていることもあるんですけども、しっかりと塗装したときにそれが消えるように配慮してやっているからなんです。
この塗料は相当こだわってまして、特にこだわっている部分2つあります。
1つ目は対摩耗性と呼ばれる部分なんです。
手で扱うデバイスなので、当然手が擦れてしまうのですが、普通の塗装を使ってしまうと、このようなずっと使うものってやっぱり削れていっちゃうんです。それを少しでも抑えるというところで対摩耗性のグレードがかなり高いものを使っています。
2つ目は対アルコール性というものになります。
手指を消毒するアルコールとか、エタノールみたいなものを使って拭いてしまうと塗装が落ちちゃうっていうものは結構身の回りに多いと思います。
Orbital2は手で扱うものなので、手の垢や油がついたりといった際にはしっかりと拭き拭いてあげたいと思うんです。その際にアルコールで拭くことがあるなということを想定して対アルコール性が高いものを使っているんです。なので、しっかりと手入れしていただくことでよりきれいな状態で長く使用ができるようになります。

3. エルゴノミクス設計

大体の高い理由はパーツと塗料なんですけど、もうひとつ高い理由がありまして、このOrbital2の形状に起因するんです。
これは何かというと世の中の製品と製品のメインストリームとの違いになるんですが、Orbital2を見た瞬間に独特な形してるなって思われる方は多いと思います。大体PC周辺機器のデバイスってたいらだと思いませんか?これは純粋にただスペースを少なくするために平らにしているかというとそうではないんです。メーカーの都合になっちゃうんですが、いわゆるモナカ構造っていうものになります。機器類の基板を2つのプラスチックで挟み込むというものです。例えば、キーボードやマウスもそうです。
なぜこうしているかというと純粋にコストなんです。
生産のやりやすさであったりだとか、パーツを少なくしたりと原材料がかからず、安く済むといった点でこのような構造のものが多いんです。でもこれが本当に人にとって一番いいかというと実はそうではないです。
エルゴノミクスなんちゃらって聞いたことあると思うんですが、人体工学に基づいて、人の負担にならないデザインをしよう、フィットするデザインをしようというふうにしていくと、キーボードって形は山なりになっていて高いんですよね。それはなぜかっていうと人の体って平なものが最適っていうわけではなく、脱力時には手の置き方が八の字になるんです。
それでいくと平なものを扱う際には手首を内側に回して使用しなければならなくなり、この回内運動により手首や腕を痛めてしまう可能性があるんです。
改めて、Orbital2を見てみると、一番脱力した状態で簡単に握り、操作することができるんです。また右利き左利きどっちの方でも同じように持てますよねそうですねだからこそこの独特な形になってるんです。

ということで、Orbital2は実は価格に対して製造減価率の高い製品になっており、一生懸命研究してクリエイターにあったセンサーであったり、仕組みを作っていくことで、ギリギリこの価格にしないと販売ができない、製造ができないというところでこういった値付けになっております。

今回はOrbital2の価格について説明させていただきましたが、いろいろなところに色々なところに気を回して作っているんだというふうに思ってくださる方が増えてくれると嬉しいです。

他にもOrbital2やクリエイティブ制作についての動画をアップしていますので、ぜひご覧ください。



Orbital2とは?

クリエイターを科学する、ミライの左手デバイス
「Orbital2(オービタルツー)」

Orbital2(オービタルツー)は、クリエイターのキーボードのキー(ショートカットキー)操作を無くすことを目的に開発されたハイエンド入力デバイスです。
様々なクリエイティブソフトウェアに対応し、「マウスやショートカットキーを用いる以上の作業時間の短縮」と「疲労の緩和」を実現します。


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