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安定期までの道のり

妊娠発覚してからも、不安な気持ちは変わらず、お腹が痛い、張ってると理由をつけては受診していたら、とうとう「もう4週間後まで来なくていいですから。」と言われてしまった。

丁度その頃から少しだけ悪阻もあった。気持ち悪い事だけが妊娠しているというバロメーターだった。
特に仕事中は、神経が昂っているせいか、悪阻も感じない時があって不安になったりしてきた。

4週間後のエコーは、すっかり人間の形をしていて、手足もバタバタ動かしていた。ここまできたら、もう流産はないかなと自分の中で確信した。もちろん早産や、死産など継続の途中でトラブルはあるかもだが、顕微授精は成功したと言えるだろう。

次の受診では、性別も分かり、念願のセレブ御用達のマタニティーアロマや、ヨガなどのスクールも行けるようになる。

少しずつマタニティーライフを楽しめるようになってきた。この期間って人生の中で最も幸せな時期で、しかも女性しか味わえない特権でもある。

セレブ御用達病院も、そこに目をつけたのであろう。
自営業の主人を持つと、なんでも商売に結びつけてしまう。本業以外に儲ける術を考え成功させている所に好感が持てた。

そして、そのお陰で後に、一生付き合えるママ友とも出会えた。産まれる前から素敵な出会いの機会をくれた、セレブ御用達病院は、今も人気を保ち続けている。

後に、それはあくまでも正常な妊娠の妊婦さんに限ってだということに、気付かされることになるとは、第一子の時には気付かなかった。

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