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社労士独学受験録①~ティグレに転職編~

公式ブログから転載しています。

お世話になっております。AWA CONSULTINGの笹倉です。
予告していた通り、社労士受験時代の記録を起こしていこうと思います。インターネットで検索すると、社労士の受験ブログは山ほど出てくるわけですが、どれもこれもスマート過ぎて、寧ろ凹んでしまう受験生も多いはず。子育てをしながら、働きながら、年間1000時間の勉強・・・ ムリムリ!笑そんなステレオタイプの受験をしなくても、自分のペースで大丈夫、という気持ちが伝われば良いな、と思います。

2018年秋 転職

それまでお世話になっていた洋菓子店を退職し、より経営色の強い仕事ができるようティグレグループに転職をしました。戦略コンサル or 人事コンサルを目指していたのですが、当時の徳島にはそういった求人がなく、唯一経営コンサル職を募集していたティグレへの就職を決めたのでした。
経営コンサル会社、税理士法人、労働保険事務組合(全てティグレを冠する)が合同で事務所を構えており、中でも一番顧客数の多い税理士法人の業務を最優先で覚えていくことになります。もちろん研修も充実していて、然程困ることなく年末調整代行や、年明けの確定申告をこなすことが出来ました。

ティグレクライアントからの洗礼

しかし、2018年の12月頃からある危機感を覚えていました。それは、クライアントから社会保険に関する質問を相当数受けること。外部セミナーで基本は勉強できるものの、『適用除外』や『特別加入』等々の聞いたことのない呪文のような言葉が、銃弾のように次々と放たれるのです。
ここで初めて、経営支援には総合的な経営の知識が必要なのだ、という当たり前のことに気がつきました。クライアントはお金を払った上で支援を求めている、という現実に、『社会保険のことはまるでわかりません』と返答すれば、関係性を構築することは難しくなりますからね。
そして当時の支店長から『社労士になれば、助成金の申請代行ができる』というアドバイスがあり、『お客さんも喜んでくれるわ』という甘い言葉に踊らされ、「どうせ社会保険を勉強するなら、社労士の勉強したらえっか」という割とちゃらちゃらした考えで受験を決意しました。大阪本社周辺には社労士法人ティグレもありましたし、自分が合格して社労士法人ティグレの徳島支部を作ってもらうのもいいな~、と滅茶苦茶適当に考えていました。

受験勉強

受験することを決めた後、まずは本屋へテキストと問題集を買いに行きました。社労士を受験する人の多くが、独学か予備校(通信)で悩むと思われますが、私はそもそも受験に対する知識がなかったので、迷わず市販のテキストを買うことになりました。今考えても、この時子供は2歳だったので、予備校に通う予算は捻出できなかったと思います。
元々勉強することは嫌いではなかったので、テキストの分量はやや多いと感じましたが、通勤列車の中で読んでいこう、ぐらいの感覚でした。実際毎日30分×往復の時間と、土日の2時間程度しか勉強していませんでした。週10時間もしていない笑 それは転職したばかりで、税務や経営の勉強も並行して行う必要があったからです。

しかし、いざ勉強して感じたのは「これまで自分は、世の中の仕組みをまるでわからずに生活していたんだな」ということでした。労働基準法等で決められている内容でも、各事業主の判断で往々にして守られていない事項がたくさんあります。(ティグレは社労士法人があったこともあり、非常にしっかりしていましたが) 法律よりも慣習を大事にする、という特徴が日本人にはあると思いますが、その最たるものが労働法なのではないか、と感じるほどでした。この普及のために活動するのが社労士なのであれば、それは意外と面白い仕事なのかもしれない、と思ったのでした。
と良いことを言っていますが、所詮週10時間しか勉強していない人間の戯言です。こんな脱力じみた勉強法を4月まで続けたとき、ふと気づいてしまったのです。

これ、8月までに間に合わないんじゃね?

参考:当時の勉強 ユーキャンの社労士速習テキストと問題集を平日1時間 休日2時間程度

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