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モテるのにもちょうどいい時期がある

モテ期の定義と、モテの適齢期

人間誰しもモテ期があるというが、私にもあった。モテ期の定義は難しいが、私は「モテなかった時期からは想像もできないくらい、異性に付き合いたいと言われたり、ちやほやされる時期」と定義している。
世の中には、中学、高校時代から年をとってもずっとモテ続けている「ナチュラルボーン・モテ女」がいるが、そういう人と私を比較しても仕方ないので、自分の人生の中で、他の時期に比べてモテたら、それはモテ期としてもいいと思う。

私のモテ期は、大学3~4年、少し中断した時期もあり、アラサーになるまでであったが、これはちょうどいい時期だったと思う。
私は典型的な大学デビューであるが、大学3年になる頃には恋愛やめんどくさいトラブルを経験済だったので、モテ期が来ても舞い上がることなく冷静に対応できた。おかげで、仲間内では「モテるけど身持ちは固い」というイメージを維持でき、評判を落としたり、トラブルになることはなかった。
もっと早くモテ期が来たらやらかしてただろうな(苦笑)。仲間内で二股かけたりとかさ(怖)。あいつ(若い頃の私)ならやりかねない。


大学時代にモテ期があったメリット

大学時代にモテ期を経験して良かったのは、その後、勘違いすることもなければ、悲観的になることもなかったことである。

社会人になったら、同級生の男性からモテなくなった。学生時代からの男友達からはアプローチされ、デートしたこともあるが、同業他社の同期など新しく知り合った同級生の男性からはまったくモテなかった。友達としてみんなで週末に飲みに行ったり、キャンプをしたりするのは楽しかったが、2人きりで会うような人すらできなかった。
なお、年上の人からはアプローチされたことがあり、私も人生で初めて少し年上の男性を好きになった。

そのときに気づいたのが、
「女性は誰しもモテ期があって、モテる市場があるんだな」
ということである。
20代の女性がモテるのは特別なことではなく、自分を好きになってくれるような男性が身近に多ければモテるし、少なければモテない。なので、モテても浮かれるところじゃないし、モテなくても悲観するところじゃない。

就職して早々にそう気づいたので、その後、ある社会人サークルで複数の男性から同時期に告白されるようなことがあっても過剰反応せずに済んだ。


「モテ女のマインド」はなかなか役に立つ

「生涯通してモテ女」にはなれなかった私の負け惜しみではないが、大勢からモテるって多分それほど重要なことじゃない。数は必要なく、一緒に生きていきたいと思うたったひとりの相手と巡り合えることの方がずっと重要である。中学、高校など早い時期にそういう相手に出会えた人は本当に幸せだと思う。

でも、一度でもモテ期を経験することで「モテ女のマインド」が身に着くのは悪くない話である。
私は大学時代に「男性はみんな私が好き、私が笑えば男性は喜ぶ」と勘違いしたことがきっかけで愛想の良さや、楽しく会話するスキルを身に着けた。セクハラ的な発言をされたときに過剰反応せず、「はいはい、ありがとうございます~」と笑って流せるようにもなった。
このスキルのおかげで、仕事がスムーズに進んだことは一度や二度ではない。
また、このスキルはプライベートの人間関係でも生きてくる。恋愛関係抜きの関係でも、または女性同士であっても、笑顔で楽しそうに話す人を不快に思う人はいないであろう。
高校の同窓会で、同級生の男子に
「高校時代は全然話してくれなかったのに、いますごい話しかけてくれてうれしいよ」
と言われたことがあったが、私自身も気軽に笑って話せる自分になれたことがうれしい。


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