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noteに自分の心を置いておく INFJ

口下手だ。どうしようもなく。自然には雑談ができない。自分でも情けなくなるくらいに。なんであんなこと言ったんだと、思い出してのたうち回りたくなるような記憶。概念は頭の中にあるのに、口で言葉を紡ごうとするとタイムラグができる。私の語彙は少なくないはずなのに、どこか奥の書棚に並んでいて、音にしようとすると回り道をして届くような感覚がある。

だから聞き手に回る。全ての情報を吸収する。話している内容、感じている感情、以前に話していたこと、その人の環境、普段の振る舞い。総合して謎解き? 私謎解きしてるのか。ふさわしい言葉を探している。同じ失敗はしたくない。できたら怒らせない言葉、嫌われない言葉……。

何故かびっくりするくらいに誰かの心を響かせるような言葉が降ってきたりする。私の中からではなく、まるでその人の本心が望んでいる言葉、前向きになって背中をそっと後押ししてくれるような言葉がこっちの口を借りて出てくるかのよう。自分でもわからない。その人はパッと笑顔になる。感謝される。こちらまで生きててよかったと思わせてくれるような笑顔。あの笑顔は好きだ。

生きててよかったと思うけれど、疲れる。ひとりでこもって充電が必要。なんでこんな性格なんかな。ちょうどよく要領よく、何かに打ち込んで、人生を謳歌している人が羨ましい。そんな日。自分が何が好きか何者なのか、憧れをなぞっているだけの何にもないからっぽな内側。急に深淵を見てしまって動けなくなる日。

もし、言葉で誰かの心をエネルギーで満たすために、こんな性格になったんだよって確信できたら嬉しいのにな。

いやいや、何にも役に立たなくったってここに居ていいんだよ。そうだった。生まれてきていることそのものが、ここに居ていい証拠じゃないか。この世の美しさを存分に味わったらいいんだ。

書き言葉はいい。私はこんなことも考えているんだよ、と奥の方にいる私が現実をなんとか乗り越えていこうとする私に語りかけているかのよう。今日の心をここに置いておこう。

INFJさんが、よく読みに来てくれてるんだな、と思います。不思議と仲間がいると思うと力が湧いてきますね。きっと、世界にも必要な私たち。

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