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ようやく今の自分にぴったりの本が見つかった 不動産賃貸は不労所得ではないの続き

資産管理のための不動産賃貸業の雇われ社長をしていて、本来引き継ぐはずだった夫と話し合いをしている。

やっと前向きには考えられるようになって、私の負担が重すぎず、会社は維持したいという夫の希望も叶えるやり方について擦り合わせをしているのだけれど、私が何年かやってきて漠然と賃貸業って難しいという感覚を、言語化して説明するのに苦労している。

私はこれまで、簿記だとか、ビジネスだとか、経営だとか、ファイナンシャルプランナーだとかの本を読んだり、大家業、不動産賃貸業について検索していたのだけれど、なんかピンと来てなかった。なぜなら、この会社の本質のキーワードは相続だからだ。そうか!そうだよね、資産管理だもんね。

この本質についてようやく気づけたのは、銀行の人との面談2回目に、顧客のいろんな相談事の解決を担っているらしき人が来てくれて、この人がかなり切れ者で、今まで私があちこちに投げていたけどバシッとした答えは得られなかったフワッとした疑問ややりたいことへの道筋を明確に整理、説明してくれたから。前提知識が私には足りていないけれども、わかりやすく答えてくれる。ようやく、私にわかる言葉で、全体像がわかっていて、ヒントとなることを語ってくれる人に出会えた。キーワードがするする頭に入ってくる感覚。

なので、検索ワードを変えてみた。『相続、不動産』などでの検索を、初めてしたかもしれない。あった!!! これこれ!!! 私の求めていた本。そこにあるのにこちらから探さないと見つからないものだねぇ。私のこのひとり悶々とnoteで叫んでいる不動産賃貸は決して不労所得ではない!!! を言語化してくれている本が。

図書館で初版を借りて今読んでいる最中なんだけど、これをもっと早くに読みたかった。まぁ、今がそのタイミングなのかもしれないけど。これを元に夫に話をするとすごく伝わるし、私も漠然と考えていたことがくっきりしてきた。

大家業、不動産賃貸業で検索してもピンと来なかったのは、これから始めるとか始めたばかりの情報が多いからなんだ。あれは創業期、成長期の話。成熟期から衰退期について焦点を当てて検索していなかった。

この著者は、親が、固定資産税が払えない!貯金はゼロと泣きついてきてのスタートなので、うちの会社はずいぶんマシなのであった。先代の社長が、ご自分のものについてはほんとに質実剛健、倹約な人だったからなんだな。ネクタイは100均のものだったりしてね。

一番最悪なパターンは、先代が認知症になって以降、残された親族があちこちにカモにされたりしてじゃんじゃんお金を使って、固定資産税や修繕費用も払えないのに、資産を売ることもできない状態で引き継ぐことだったのかと思えば、早めに会社の手伝いに入れていてよかったし、私が節約体質で調べまくる性格でほんと良かった。危なかった。ある意味、お金の苦労で反面教師になってくれた父にも感謝である。

でも、先代の社長は、もうちょっと周りに危機感を持たせておいてほしかったし、物件の大規模修繕や建て替えについても考えておいてほしかったなぁ。税理士さんから法人税を安くするために経費を使った方がと言われるのは、ある意味では正しいのかもしれないけど、大規模修繕をするにはある程度法人税払ってでも積み立てておかないと。もしくは無理なく借金して会社の規模を少しずつでも大きくしていれば経費の活きた使い方になったのに。今更だけど。景気がいいときに親族に利益をばら撒くだけでなくて、こんな安くしか貸せないボロ物件になる前に手を打ててたら、建て替えの道も選べたかもしれないのに。売却するのにもかなり不利だわ。まあ、しょうがない。できることを粛々とやろう。やっと具体的な行動がわかってきた。

この記事を書いた学び
悶々とした悩みがあるときは、ヒントとなる人や言葉に出会うために行動を起こすといいってことかな。noteに書くのもその一つだわ! いろんなコメントをもらって前向きになれた。感謝の気持ちでいっぱいです。


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