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結婚して仕事辞めて佐世保に住んだ①


6年付き合った彼氏と結婚した

馴れ初めから


出会いはありきたり。大学3年で同じゼミ。
帰り道が一緒になって、なんて名前を呼べばいいか聞いたところ
「何でもいいよ、○○こでもいいよ」と言われたのを覚えている。

彼は少し前までオーストラリアへ留学してたので
「コアラ可愛かった?」と聞くと
「あいつらは、とても汚い」とのこと。
予想の斜め上を行く返答、そしてブラックユーモアに心惹かれてメロメロに。

当時彼は、留学先での彼女と別れて傷心中だった。「しばらく彼女は要らない」と公言していたところに猛アタック!
めげずにデートに誘い続けること1年半。
若干引かれながらも、めでたく付き合うことに成功

後から聞いたところ、私の第一印象は
「変な帽子でずっと笑ってるヤツ」だった
くせ毛を隠すためにNYと書かれたキャップを愛用してたのだ。
そして、あからさまな愛情表現に困ってたらしい。
なんてこった
、危うく犯罪者一歩手前だった

ゼミで会うときはかわい子ぶっていたが
本性はとっくにバレていたようだ。

週末デートの6年間

彼の就職先は不定期で転勤がある会社だった。
関東から九州の間を転々とするらしい。
幸運なことに初めての配属先は神奈川県。
東京で就職が決まっていた私は大喜び!
私は祖父母と暮らしていたので、週末だけ彼の家にお泊りする半同棲がスタートした。あの頃はまだ気軽におならも出来ない関係だった

ついに転勤!

去年の2月24日
今調べたところ、スティーブ・ジョブズの誕生日らしいね
金曜日だったので、彼の家に行くために電車に乗っているとLINEが鳴った
「6/1九州の佐世保かも」
ついに来た~~~~!!!この時が!
遠距離か、入籍か、まぁ会って話せばいいか
そんで酒を飲みながら出た結論、ほぼ入籍確定
プロポーズは無かった

後日、親から急かされ、入籍するかどうか確認LINEしたところお返事が
彼LINE「入籍すれば特典満載」
じゃー、するっきゃねーな!

両家顔合わせどーするよ

ウチの母は言った
「かたっくるし~の嫌いだからマックかサイゼで良くね?」
彼の母は言った「マックは嫌」
結局、個室がある少し高い和食屋さんへ行くことにした。口コミによると、よくPTAの集会に使われるらしい

そこで彼の母が「いつ入籍するの~?」と話題を振ってきた
実は私達入籍日について全く話してなかった
まだ決めてないって正直に言うか?と思ってたところ
彼「5/5にしようと思う」
ウチの家族、彼の家族、私も口を揃えて「おー」と言った

保証人が要るんだってさ
情報が溢れる現代で私たちは保証人が必要なことを知らなかった。
当日まで婚姻届けも見てなかった。
幼馴染が教えてくれてその存在を知った。
彼に話したが「大人なんだからそんなもん要らん」と、けんもほろろ。
しくじった、一緒にゼクシィ読んどきゃ良かった。

悩んだ結果、既婚者の同期に頼んで話してもらった。
手段はこうだ、電話しながら彼を含めてスプラトゥーンをする。
ゲームを終えて、結婚の話になる。
スマホのスピーカー越しに「保証人は絶対必要だよ~」と言ってもらった。
無事、彼の耳にも入り、お互いの実家を周ることに。ゲームをしたのが5/4だったため、入籍日当日に署名活動をすることが決定

横須賀出発、東京経由し茨城へ そして横須賀に帰る。

まず、コンビニで婚姻届けを印刷した。
私の父親に東京まで来てもらい、そこで名前を書いてもらった。
その足で彼の実家がある茨城まで行き署名捺印を頂いて、市役所まで行けばコンプリート。
まるでスタンプラリーだ

市役所は祝日でも開いていた。
ガランとした受付に職員が2人居て対応してくれた。
そのうちの1人は胸元が開いたカットソーを着ている若い美女。
彼女が書類確認のために俯いた瞬間、思わず2人して胸元を見ていた
そして、少し警戒された。
私達と彼女のためにも弁解するが、もちろん肌着は見えてはいない。
ドタバタしつつも、こうして私は名字が変わった。

私の仕事どーするよ

仕事を続けたかった。(お金が欲しい、お金大好き)
全国展開している会社だったので九州の店舗に異動を打診してもらおうと考えた。

結果、異動は無理だった

駄目だった、考えが甘かった
上司は親身になって話を聞いてくれて
対応もしてくれたが、
希望の営業所は人手が十分で、空いてなかった。
リモートで働けないか聞いたけど、それも断られてしまった。

へーん、いいもーんだ。世は大転職時代だもん

強がった、完全に強がりだった。そんであっさり身を引いた
あんときは出来る気がしたんだ。
後に私は自分の実力のなさ、地方の時給の安さ、求人数の少なさに驚く

彼が先に九州へ行く

お部屋は2LDK、最上階で角部屋、駅近、徒歩圏内に病院あり。
築年数19年だとしても、素晴らしい物件が見つかった。
そこで1か月近く独り暮らししてもらう。
先にお家に到着した彼からLINE
「鳩が居る」

あまりの好条件に、鳩が住んでた。彼は独りじゃなかった。淋しくないね

7/1 私も九州へ上陸

初めて一人で飛行機に乗り、
羽田から1時間40分ほどで
あっという間に長崎空港へ到着。
早速彼に連絡すると
「ようこそ、秘境の地へ」と一言
あらやだ、素敵。
初めて降り立った九州!そのまま住み着く九州!

お魚がブリンブリンだった

噂に違わず、ご飯はどれも美味しかった。
初めて食べたのは長崎ちゃんぽんだった。

夕飯は刺身を食べたが、
まず醤油が甘いことに驚いた。
魚は新鮮すぎてもはや硬い
うちわエビ等、まだまだ生まれて初めて食べるものが結構あった

そんじゃーま、とりあえず車の免許取るか

そう、私は運転免許が無かった。
学生時代それ用に貯めていたお金は彼氏(現旦那)との卒業旅行に使ってしまった。
社会人では時間が無く、
それに車が無くても不便は無かった。
だがしかし、こっちではそうもいかない。
今しかないっしょ~!と教習所に通うことにした。

なんとか、やっとこさ免許獲得!

初めて車に乗った日、
教官の左手薬指に光る指輪を見て
この人を大切に思う家族がいる。命を預かっている
責任を感じたあの日から凡そ2か月
途中コロナや食中毒になりながら通った2か月
無事免許獲得!

長くなるので、詳細は別の記事にしようと思ってます。
久しぶりに勉強して取った免許は
嬉しかったなぁ。

私の仕事どーするよ

ハローワークの失業手当受給も終盤になり、
本格的にお仕事を探し始めた。

いつ来るか分からない今後の転勤も考慮して
関東のフルリモートの求人に応募しまくった。
毎日のように面接⇒お祈りメールのループにハマる。
そして自分の市場価値を客観視するようになる。

これ以上祈られたら、神様になっちまうよ

どんどん自信を無くした私はパートやアルバイトの面接も落ちるようになった。どーにもこーにも緊張して上手く話せなくなってしまう。

立て続けにお祈りメールが来た日があり、その時出てきたのが上の一言。
思えば、新卒の時も就活難航したなぁ。
そんなんで今も仕事は見つかっていない。

佐世保は住みやすかった

正直もっと、ハイジみたいな生活を想像していた
ペーター…クララ―…

田舎具合は埼玉の実家と同じくらい
違いと言えば山と海がある!ひゃっほい!
そしてサイゼが無い

交通は確かに不便だった。
電車は1時間に1本、1車両 
おもちゃのようでとても可愛い

車で少し行けばジブリの様な自然が広がっている。
居酒屋では隣のおじ様と仲良しになれる。
温かい場所だった

あの博多に2時間で行けるって!?

あこがれの、福岡。
美女が沢山いて「好いとーよ」と言ってくれる博多!
最寄駅から高速バスが出ていて
ドアto駅でも2時間くらいで行けることが判明。
待ってろ!博多美人!!!

そんでワクワクしながら着いたわけだが
実際は海外の人や旅行客が多く
博多弁を聞けたのは一蘭の自動音声だった
ゴソゴソとした機械音で「替え玉は良かと~?」と言われた。
無職に替え玉を頼む余裕はない。

ざっと結婚から九州の流れを書いたので、
②から佐世保中心の九州ライフについて書いていきたいと思う。
もし、ここまで読んでくれた方がいたなら
本当にありがとう。



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