見出し画像

ととの子育て

子どもができれば、必ず通る『子供になんと呼ばせるか問題』。
私たちの世代は、お父さん・お母さんが多かった気がします。
年代が少し下や小さい頃は、パパ・ママ。
今はもっと多様化していると実感します。

さて、我が家はというと、お付き合いしているころから『私たちは、どう考えてもパパ・ママじゃないよね』と話していて、子どもたちが大人になって恥ずかしくないよう最後は『お父さん・お母さん』へスムーズに移行できるように『とと・かか』に着地しました。

うちのととは、学校を卒業してそのまま実家の農家を継いだこともあって、ずっと実家暮らしで料理も家事も全くできない人でした。正確にはやらない人でした。それでも、一緒に暮らし始めると少しずつやるようになりました。料理は最後まで『苦手だー』と渋っていましたが、三人の父となり、私が残業なんかで遅くなったり休日出勤したりすると、子どもたちにちゃんと食事を作ってあげているのです。感謝。

性格は、一言でいうと温厚。知り合ってから四半世紀経ちますが、怒っているところなんてみたこともないくらい温厚という言葉があっている人です。彼に言わせると『省エネ』なのだそう。なので、本人も『子供ができても怒れる気がしない』といっていて、私も同感でした。きっと私が一人でガミガミ怒るのかなぁなんて思っていました。
それがなんと、今では子どもたちが『ととの方が怖い』というのです。驚きの変化を遂げました。

子どもが小学校へ上がると、自然とととが小学校の担当で、かかが保育園の担当になりました。私が普段宿題をみてあげられないという一点に尽きるのですが、子どもたちも短気なかかより、粘り強いととの方がいいらしいです。そして、学生時代は常に学年トップだったととの方が勉強を教えるのが得意というのも理由の一つです。

長男二男は冬場にスノーボードをするのですが、まだスクールに入れない年齢の頃はスキー場勤務(レーシングスキー出身+シーズンアルバイト)の”ととインストラクター”と練習。ホント、なんでも出来る。
小学生組が部活を始めた今は、そちらも積極的に参加。学童の役員や学年委員長を頼まれたりと本当に尊敬します。

末っ子のお嬢さんは、とととのおままごとが大好き。一緒に寝ること以外は、断然とと派です。ただ、彼女の興味があるものをしているのはかかなので、一緒に料理をしたり工作をしたりすることも多いのですが、家事をしている時間が長い分どうしてもととがお相手をする時間も多いのです。

少しずつ子どもたちの年齢が上がってきて、”同じレベルで一緒に”が多くなりました。
スノーボードやスケート、テレビゲームや映画鑑賞、アウトドアもインドアもたくさんのことが一緒に楽しめるようになりました。一緒にゲームの攻略法を調べてみたり、家庭菜園でどうしたらたくさん収穫できるのか考えてみたり楽しそうです。

子どもたちも『とととの楽しみ』をわかってきたようで、かかがいたら出てこない袋ラーメンやレトルト食品をリクエストしているみたいです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?