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今日のはーちゃん

私はとても面倒くさい繊細さ(負けず嫌いや見栄っ張りとも同居しているので「面倒くさい」)を持っていて、我が子を育てると考えたときに「子ども=繊細」とだけ思い込んでいた。

でも、私と夫の間に生まれてきたはーちゃんはたぶんそこまで脆くはなくて、タフ。
なのに、私の繊細さもキャッチしてくれている気がする。それがすごいと素直に思う。

言葉を話さない赤ちゃんの頃から、私が思い詰めて泣いているときに反応して、ものすごく良い笑顔でこっちを見てくれた。
泣いてることが珍しいとか楽しそうとかいう感じでもない。赤ちゃんだし煽ってるとかいう感じでも無い。
どういうわけか分からないけど、私はその笑顔にもの凄く励まされた。

親って子を励ますもの、そうすべきだと思っていた。それが私が求めていたものだったから。

でも子が親を励ましてくれることを知って、子とか親とかの問題じゃない、けど近くでこんなにエネルギー溢れる存在と密に関わることが出来て、育児は奇跡でありがたいものだと知った。


今日に至るまでも、はーちゃんは人の感情に敏感。
それは恐れている様子ではなくて、保護者が頼りなくなって不安になっているからという感じでもなくて、ただ「どうしたの?」と気にしてくれる。

そして悲しんだりへこたれている私に、抱きついてきてくれたり、こうしたらいいよと声を掛けてくれたり。それが不思議と気持ちが切り替えられる言葉かけや動き。


今日も、具体的な声掛けの内容は忘れたけど、後悔にまだ苛まれてしょぼくれた心臓が痛んでいた私の表情や唸り声に、声を掛けてくれた。

小さい子に気にさせるなんて悪いな、わざと気付くようにため息ついてズルいな、とも我ながら思う。
でも気持ちを伝えてキャッチしてもらえたのがただ嬉しかった。ありがたかった。

せめて感謝を伝えようと思って、「ありがとう」と「だいすき」を沢山言った。

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