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『公金チューチューの原像』として偉大なる竹中平蔵君の存在,自民党「パー券裏金問題」で,国会においては,いちおう政治倫理審査会が開催されたが

 ※-1 政治倫理審査会の道徳・倫理性の欠落ぶり

 2024年2月29日につづき3月1日には「安倍派幹部4人が事件後初,国会で答弁 衆院・政治倫理審査会 自民党派閥の裏金事件」と報道された(『TBS NEWS DIG』2024年3月1日(金) 00:02,https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/1027702 自民党の「パー券裏金」問題をめぐる真相解明のために審査会開催は,それほど役に立つとは思えないと評価された。

 この政治倫理審査会が開催されたところで,そこに登場した「いまだけ,カネだけ,自分だけ」の宗旨を徹底的に堅守していたい自民党の,いいかえれば,それこそろくでもない国会議員の連中が,ただひたすら四の五のいって弁解するだけとなった点は,最初から予想できていた。

 つまり,国会におけるその政治倫理審査会は「徹頭徹尾,国民たちを小馬鹿どころか,大馬鹿も大馬鹿にしてきたあげく,とうとう完全にうつけ者あつかい」した,それでいて「彼らのその三文役者ぶり」だけが,たいそう目立っていた「小学校の学芸会風」〔といったら,きっと小学生たちに怒られそうだが〕の珍風景が繰り拡げられていた。

 全面的に公開されることになったその審査会ゆえ,とくにSNS関係のコメント欄では,国民たち側からの暴風のような吹き荒れた非難・批判が,当然のように「超大級の不満・反発」として巻きおこらざるをえなかった。

 本ブログとしては,国民の「選良」というにはあまりにもひどすぎ,お粗末過ぎた,つまり「人品骨柄」などはそのすべてが等外品に相当しており,いわば「生けるゴミ同然の自民党国会議員たち」のハシタナサの点でも,人間としての品質に問題がありすぎたその「惨憺たる人間性・人格ぶり」などをみせつけられてきたのだから,ただただウンザリさせられるばかりであった。

 ということで,本日はそうした国会の内外をめぐる政治社会状況のなかで,よせばいいのに,わざわざ首を突っこんで来ては,要らぬ妄言を吐き出した『竹中平蔵のこと』を若干とりあげ,根本から批判するための記述をおこなう。

 まずは,政治倫理審査会の道徳性や倫理性の欠落ぶりを真正面から批判した『日刊ゲンダイ』の記事を紹介したい。この記事は,竹中平蔵のことをとりあげ,ボロクソに批難していた。


 ※-2「 “政商” 竹中平蔵氏の自民裏金議員『ウルトラ擁護』が大炎上! 国民の怒りに火を注ぐ行為」『日刊ゲンダイ』2024/03/04 10:30,更新 2024/03/04 10:30,https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/336999/


   ★ あの “政商” が自民党の裏金議員を「ウルトラ擁護」だ ★

『公金チューチュー』の元祖

 ▲-1「不記載で過剰にガタガタすべきでない」

 自民党派閥のパーティー裏金事件に国民の怒りが集中するなか,竹中平蔵慶大名誉教授が,ネットメディア「MINKABU」で〔3月〕2日,「『政治家の5年1000万円不記載で過剰にガタガタすべきでない』全員が潔癖だと,社会はなかなか成り立たたない(原文ママ)」と題した記事を書き,SNSで大炎上している。

 竹中氏は,安倍派の松野前官房長官の不記載額が2022年までの5年間で計1051万円,年間平均200万円だったことを引き合いに

 「そういうことは起こりうるな」
 「社会が許容度をもってないと川の水が清すぎると魚は住まない」

   (中略)

 「グレーゾーンの部分については,ある程度許容することが健全な社会には必要」

と持論を展開し,

 「年間200万円の不記載があったから『大臣を辞めろ』と圧力をかけるというのは,これはやっぱり違うと思う」とまで裏金議員をかばっている。

 しかし,安倍派全体の裏金額は計6億7000万円を超え,年間1億3400万円にも上っている。大臣どころか「議員を辞めろ」とガタガタいわなければ,裏金議員は無反省に同じ過ちを繰り返すだろう。

 そもそも,国民が1円単位で税を徴収されているのに,なぜ裏金議員の不法行為を許容しなければならないのか。

 ▲-2「不満を他人にぶつけている状況」

 さらに,竹中氏はいまの騒動について,「これは自分に対する不満を他人にぶつけている状況なんです」〔との理解を示していた〕

 裏金議員を批判する報道記事が増えていることに関しては,「読む人にも責任があります」と評価。「社会がいくら暗くても,それぞれやりがいをもって生きていたら,そんなころどうでもいいと思うはずです(原文ママ)」などと主張している。

 “国会議員が 裏金をつくっていても,生きがいがあれば気にならないよね” というわけだ。さすがにX(旧ツイッター)では「搾取しかしないクソが」「いや,犯罪はだめですよ」と批判が殺到している。

 「新自由主義を採用して格差を拡大させ,社会を壊した張本人に『社会がいくら暗くても……』といわれる筋合いはありません。自民党議員を擁護したかったのかもしれませんが,国民の怒りの火に油を注いだも同然です」(高千穂大教授・五野井郁夫氏,国際政治学専攻)

 「竹中先生,余計なこといわないで……」と,自民党議員は頭を抱えているのではないか。(『日刊ゲンダイ』引用終わり)

 ところで,佐々木実著『竹中平蔵 市場と権力-「改革」に憑かれた経済学者の肖像』講談社,2013年4月(文庫板,2020年9月)という本があった。この本に関する書評を,アマゾンのそのなからひとつ取り出し,紹介しておく。それは,竹中のエゲツナサを読後感として描いている。2022年5月15日に寄稿された批評である。

 その書評の寄稿者は「ボーン・ウイナー」氏,評価は「5つ星のうち5.0」を付けたうえで,「悪知恵の発達した男が,権力・財力を手に入れるために日本中を巻きこんだ経済的混乱の数々」と題して,以下のように言及していた。

 a) 竹中平蔵という男は経済学者だったはずである。

 それが小泉〔純一郎〕内閣で経済財政政策担当大臣,金融大臣を兼務し,構造改革の名を借りて凄まじいまでに権力を行使し「りそな銀行」「UFJ銀行」を破綻に追いこんだのは,まだ記憶に新しいところである。

 最近,彼の姿をテレビで観たら,経済学者で政界を引退したはずの彼が,なんと「パソナの会長」に収まっているではないか。その世渡りのうまさにあきれ果てた。

 本書は,その間の竹中平蔵の悪業の限りを相当程度暴き出している。「相当程度」というのは,彼の蓄財の具体的方法までは一部を除いてまだ暴き出されていないからだ。

 竹中は大学を卒業後,日本開発銀行に就職したが,そこの設備投資研究所に勤務していた当時,同僚の鈴木和志氏(現・明治大学教授)と共同研究をしていた。

 ところが竹中は,共同研究者の鈴木氏には無断で,その研究内容を単名の著作の中で発表してしまった……。

 b) かくして,鈴木氏がおこなった実証研究の成果は,パクられて竹中の業績になってしまった。

 竹中は,その著書『研究開発と設備投資の経済学』東洋経済新報社,1984年の「業績」によりサントリー学芸賞を受賞し,学者への道を切り開いた。だが,その問題の本では,鈴木氏の他にも,同じく同僚の高橋伸彰氏も,自分の作成した図を竹中氏に盗用されるという被害を受けたという。

 このころから竹中は,学者として頻繁にアメリカを訪れ,アメリカの経済学の新学説を学び,日本に紹介しだした。アメリカで経済学者としての人脈を作り,大阪大学に学位論文を提出,経済学博士の称号をえる。この博士号を引っさげて,最終的には慶応大学の教授に収まることができた。

 その後,シンクタンクの理事長に収まった竹中は,小渕内閣,に経済振興策などを提言,小泉内閣で経済政策,金融担当などの経済関係の権力を一手に掌握,小泉のいわゆる構造内閣路線に調子を合わせ,ターゲットを銀行再編に絞った。

 その手法は,最初から潰すべき銀行(りそな,UFJ)を決めて置いて,銀行検査のさい,担当監査法人に圧力をかけ監査を過去に類例をみないほどきびしく実行,銀行を経営破綻に追いこんだ。

 当時のニュースからしるかぎりでも,UFJを破綻に追いこむ手法が強引すぎると思われたが,最初からターゲットにされていたのでは敵わない。

 c) また,もうひとつの小泉内閣の課題,郵政民営化にも理論的背景を作成しようと思ったが,なぜ郵政を民営化しなければならないのか,竹中自身,突っこまれるとまともな回答ができない。ただ小泉に合わせるだけの行動だった。

 (ここで,小泉純一郎かなぜ郵政民営化に情熱を燃やしたが,民営化のメリットはなにか,現代に至るまで誰も答えられない)

 竹中自身の個人的立場からが,郵政のうち郵貯,簡保など郵政部門を民営化し,それをアメリカ資本に売り渡すことによって,莫大な収入が保証されていたとしか思えない。その背景として竹中の,当時のブッシュ政権との癒着ぶりが本書に詳しくかかれている。

 d) 結局,郵政民営化は小泉内閣では成立せず,小泉の引退とともに竹中も政界を去ることになるが,和歌山県の下駄屋の息子から身を起こした竹中は,この間莫大な財産を築き上げた。

 その収入源は本書には記載がないが,新しい政策が実行されたり,銀行再編などの実業界の動きに合わせてなんららの方法で謝礼をえていたものと思われる。

 UFJ銀行は潰されたが,親友の木村 剛には金融担当時代に銀行免許を許可したり,自分の実兄をミサワホームの社長にしたり,まさにやりたい放題である。

当時をしっている人はこの木村剛の存在も
よく記憶によく残っているはずである

 金には汚く,作家の林真理子に脱税方法を教えたりしている一方,母校一橋大学の卒業生組織「如水会」からの講演依頼には「謝礼がレベルに達せず」として断わっている。

 Wikipedia などで,竹中の経済界における履歴や,現在の肩書をみるにつけて,これだけの怪物の跋扈を許した小泉純一郎の罪は大きいといわざるをいない。(引用終わり)

 この『日刊ゲンダイ』の記事が最後に登場させた小泉純一郎は,とくに原発の問題ついて老境になってからであったが,その大いなる「非」に気づいた。小泉は,原発には絶対に反対であり,廃絶すべきだという立場を明確に保持するようになった。それだけではなく,みずからその撤廃に関して熱烈に語り,実際にも行動してきている。

 だが,小泉純一郎は自分が首相のときにとりたて,その後において日本の政治・経済をグタグタのタン壺同然にさせてしまった竹中平蔵そのものの後始末を,きちんとしていなかった。そのためこの平蔵は,いまになっても調子に乗って今回のごとき発言を発散させていた。

 だが,国民側とてバカではない。竹中平蔵の人間性・人格の悪評判ぶりは先刻承知であったゆえ,いまとなってまともに評価する者など,たった1人すらいない。

 この竹中平蔵はもっとも,日本国のなかで自分が上級市民である事実をよく自覚していた。麻生太郎風のものいいを借りていうとしたら,「下々の者たち」は「自分たちの立場が貧しく生活が苦しい現状」のことを,自己責任として受けとめるだけでなく,その状況をこれからもガマンして背負って生きていけばいいのだ,いちいち文句をいわずに黙って忍従していけ,といったふうに,極悪かつ残酷な発想しかもたない。

 自民党に一番多い世襲議員の存在に比較して指摘する。竹中平蔵の場合,貧しい幼少の時代からだと,そこまで政治・経済面で悪活躍ができたゆえ,いまではたいそう「裕福な階層に属するエリートになれた」。

 けれども,自分のその実績(成功)がとりあげられ,あれこれいわれた点に関しては,ほかの人びとはこれをうらやむことなどせず,ただ「黙って甘受せよ」,それがオマエたちを囲む現状であり,換言すれば,オマエたちには「貧しくなる自由があるのだ」,それが宿命であるかのようにまでいってのけた。


 ※-3「【何した?】竹中平蔵の評判は最悪? 炎上エピソード3選!」『Saichのブロ』2023年12月30日,https://yoshiki527.com/heizo-takenaka-reputation-ablaze/

 この※-3から引用する文章は昨年の12月30日に書かれていたが,今回における竹中平蔵流のゴーマン発言を,これなりに予測してうたかのように語っていた。

 a) 過去に内閣府特命担当大臣,総務大臣などを歴任した竹中平蔵さんの評判が話題になっています。竹中さんは,政治家だけでなく,実業家,経済学者としても活躍していました。

 まず,竹中平蔵(たけなか・へいぞう)のプロフィール。

   名 前  竹中平蔵,1951年3月3日生まれ 72歳
   出身地  和歌山県和歌山市
   学 歴  一橋大学経済学部卒業
   所 属  無所属
   趣 味  野球観戦,音楽鑑賞

 1977年の大学卒業後は,日本開発銀行へ就職しました。1981年に研究員として「ハーバード大学」で活躍しています。2001年からは,「経済財政政策大臣」「金融担当大臣」に任命されました。

 b) 竹中平蔵は何した?

 竹中平蔵さんは,「パナソニックグループ取締役会長」〔引用者・註記⇒「パソナ」が正しい会社名だが,この誤記はちょっといただけない……〕として活動しているときに「五輪は開催して当たりまえ」と発言しました。

 「パナソニック」(同上,正しくは人材派遣会社の「パソナ」)は派遣会社であるため,五輪の開催でかなり利益が出るので,開催について主張したようです。また,2018年には,「残業代ゼロ制度」の導入を主張しました。

 竹中さんは,取材に対して「時間内に仕事を終わらせられない奴に残業代という補助金を出すのはおかしい」とコメントしました。竹中さんの発言はかなりきびしいものでネットからは「悪の権化」と呼ばれています。

 補注)同僚の研究成果を無断で借用,より正確にいえば盗用・剽窃した行為は,学者の風上にもおけない,それもしごく悪質な反道徳的な行為。経済学者としての竹中平然は,本当に「博士号」を与えられる学問を成就しえていたのか疑問があった。

c) 評判は最悪?

 みんな,竹中平蔵は嫌いなのに,竹中平蔵の政策を押し進める維新と自民を支持するのアホすぎるだろ(やす @jptmgamtxp,January 31, 2022。これは『X』からの引用)

 竹中平蔵さんの評判はかなり悪いです。理由は,過去に「住民税脱税疑惑」が浮上したことが原因です。竹中さんは,1993年~1996年の間に住民票をアメリカに移動させて日本の住民税を免れています。

 脱税ではありませんが,疑惑として『週刊フライデー』で報道されました。しかし,竹中さんは「フライデー」の講談社側を名誉棄損で訴え,勝訴しています。疑惑浮上後は,無罪だと分かりましたが,世間からは批判の声が殺到しました。

 補注)名誉毀損をめぐる裁判は,事実に関して争うことになる。竹中平蔵が脱税ではなく節税,逃税対策としてそのように自国での納税を回避した手法は,小泉純一郎政権のもとで大臣職に就いていた者としては,最悪であったことに変わりはない。

 裁判での勝敗そのものよりも,その以前の次元における当人の人間性・人格に関してならば,とても大きな問題があった。この指摘は衆目の一致する点。道徳・倫理感において竹中平蔵は,無感覚的な感性を大いに「内蔵」させえていた。

 d) 竹中平蔵流,炎上エピソード3選の紹介

  ◆-1 正社員の廃止を主張

 「朝まで生テレビ」に出演した竹中さんは「正社員をなくせばいい」と発言しました。番組で派遣に対して「正社員になりたいか?」とアンケートを取ると「非正規のままでいい」という回答が多くありました。

 しかし,派遣として働く一方で社員をめざす人も〔大勢,いくらでも〕いるので,今回のような発言はかなり問題であると思います。

  ◆-2 給付型奨学金で大学生は勉強しない

 竹中さんは,2018年に「経済学は役に立ちますか?」という質問に対して「すべてを給付型奨学金にすれば大学生はますます勉強しなくなる」と発言しました。

 奨学金がない大学生などはバイトをして大学に通っています。給付型奨学金を大学生にとって良い制度なのです。それを批判した竹中さんは炎上しました。

 補注)この「給付型奨学金で大学生は勉強しない」という意見は,完全に間違いである。日本学生支援機構の貸与型奨学金制度ならば勉強するというのか? 

 いうところの中身が,とてつもなくバカらしくて,反論する気が失せそうになるが,そうではないとだけ断固反論をしておく。

 貸与型奨学金制度のせいで,日本の労働経済のありようまで悪影響を受けている現状をしってかしらぬが(平蔵はもちろんしらぬが,あるいは知らぬ振りをしているのか?),竹中の主張は,事実にもとづかないで,自分が勝手にいいたい感想だけを述べたに過ぎない。暴論,盲論のたぐいであった。

  ◆-3「ETFは絶対儲かる」と発言

 竹中さんは,2003年に上場投資信託(ETF)を積極的に購入するように要請した記者会見で「ETFは絶対に儲かるから買う」と発言しました。

 当時,竹中さんは金融担当大臣であり,ETFは原本〔註記)⇒投資に充てる「原資」のことか?〕を保証されないものであるのに,「絶対儲かる」という発言はかなり問題になっています。

 竹中さんの主張は,「政治家としてではなく,投資家あれば買うという意味」といっていました。しかし,自身の立場をしっかりと考えればこのような発言は絶対にありえないことだと思います。 (引用終わり)

 このように,経済学者の外套をまとっていただけの竹中平蔵は,小泉純一郎(首相在任期間は,2001年4月26日から2006年9月26日)からの導きがあって,国家経済運営のど真ん中に当たる場所に引き入れられ,それなりに「負の活躍」にかぎってだが,たいそうお盛んに励むことになった。

 しかし,以上に記述した内容を踏まえていえば,竹中平蔵に対して「現在的な評価」を下すとしたら,その判断はとてつもなく悪い。自国の民(国民・市民・庶民たち)をコケにしたがごとき,それも本心からバカにした発言を平然と放ったり,

 さらには,日本をどこかの老大国に二束三文で売りつけてきただけでなくそうした「大臣職を闇ブローカー的に悪用した役目遂行」によって,しかもみずから率先したかっこうでもって,この国を「衰退途上国」化するのにまことに偉大な役割を果たしてきたのだから,その「罪と罰」は無限大にまで大きく広がる。

 アベノポリティックスとアホノミクスがこの「美しかったはずの Japan」を完全にダメ化させてしまった。ところが,その「安倍晋三の第2次政権」に対してならば,まさしく「亡国・壊国」へとこの国を誘導していくための水先案内人的な仕事を,しっかりとていねいにこなしてきたのが,竹中平蔵であった

 思うに「地獄の本町1番地」ではいま,閻魔大王殿が「いったい,いつになったら」平蔵がここまで転げ落ちてくるかを心待ちにしている(手ぐすね引いて待機している,すでに予約済みだしネ)。

 平蔵君,そうした自分の末路は多分,十二分に納得し,自覚しえているものとお察しする。また多分,地獄では鬼さんたちが大勢,「金棒をなぜまわしては,待ってるぜ」

 おあとがよろしいようで……。

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