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負荷をかけるタイミング

4月から始まった新しい環境はどうでしたか?

生活リズムや授業、友達との関わりなど、少しずつ慣れてきた頃かなと思います。

毎日楽しく登校できていれば、良いスタートを切れたと考えてよいですね。

中には、なかなか慣れず、辛い思いをしていたり、トラブルが増えてきたりしている子もいることと思います。

もしかすると、慣れすぎて緊張感がなくなり、トラブルが増えている子もいるかもしれません。


この記事を読んでくださっている保護者の皆様はどのように感じているでしょうか。


新学期始めは、不安と緊張から心が乱れることがあるので、スロースタートをお勧めしていましたが、これからの連休前は、少し負荷をかけてもよくなってくる頃かなと思います。


新しい環境に慣れてきた自信と、もう少しで連休が始まる嬉しさが重なったこの時期は、これまで試してみたかった新しいことにも負荷をかけて挑戦するチャンスかと思います。


新しいことといっても
◯家庭学習で、一つ課題を増やしてみる
◯宿題の直しに取り組んでみる
◯漢字の練習を一文字増やしてみる
◯お手伝いの内容を増やしてみる
◯次の日の準備を自分でやってみる
など、
これまでの学習や生活の中で、クォリティを上げたり、一つプラスで取り入れたりする程度で構いません。

それぐらいの方が、抵抗感が少ないと感じます。

少し余裕がある子は、何か新たに始めるのにもよい時期です。お子様の様子を見て考えられるとよいかと思います。


今負荷をかけて頑張らせる理由はもう一つあります。
それは、連休後の崩れを少なくすることです。

連休後には、これまで積み上げてきたことが崩れる子供たちが増えます。

一気に緊張感がなくなってしまうので、崩れるのは仕方のないことですが、連休前に少しレベルを上げておくと、崩れたときに、自分が頑張っていたことに、気付きやすくなり、また元のように取り戻すことができることが多いです。

4月は緊張の中、無意識に頑張っていることが多いので、その緊張の糸が切れると、そのままダラダラと崩れてしまうことがあります。

意識して何かを頑張った経験を得ることが大切ですね。


先程もお伝えしましたが、今現在、何かトラブルを起こしていたり、不安が強いままだったりするお子様は、無理に負荷をかける必要はありません。

それよりも、連休を利用して、少し気持ちがリセットできるような、手立てを考えていく必要があると思います。


子供たちが成長するのに向けて、頑張らせるのには、量や質だけでなく、適した時期もあると思います。

今週や来週の3日間がその時期だと思いますので、余裕があれば、ぜひ参考になさってください。

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