年間休日115日超え正社員と手取り15万未満フリーターを天秤に掛けてる話 終

少し久々の長文投稿。
実はこの度、晴れて転職活動を終了出来ました…!
ずーーーっと考え事してたな…頭と心がいつも参ってた。

2月末に退職して、1ヶ月と17日。
次は手取り15万の契約社員書店員に挑戦させていただくことにしました。

タイトルにしている所のどちらでもない結果に落ち着きました(汗)ただ、フリーターの方に内容は近い。
とりあえずの拠り所を与えてもらったので、当初は内定を保留させていただき、もう1つ、タイトルの正社員の面接に臨むつもりだった。

ところが、内定を貰った瞬間から(もしかしたらもっと前からかもしれない)、「書店員として生きていく為の構想」を練る思考が止まらなかった。
楽しんで計画しているんじゃなくて、頭の中をグルグル駆け巡って止まらない感じ。
少ない手取りで生きていくための、でも無理のない節約の仕方。窮屈な思いをしてでも、死ぬ前に1度は書店員をやってみたかった。
ギリギリまで悩んで悩んで考えすぎて、決断のきっかけは最早なかった。
強いて言うなら、単発アルバイトの帰り、適度に動いたあとの身体で、夕方の気持ち良い風の中帰宅する道中の、恐らく最近で一番頭がクリアだった状態でも尚、「やってみたい」という衝動が消えなかったから。

「いろんなおしごとをあれこれためしてみて、「なんかちがうな」とか「コレはコレでわるくないな」とか、ゆっくりさがすしかないのよ」

「おしごとをすることで、「自分ってなんなのか」「世界ってどういうところなのか」「自分にとって大事なことはなんなのか」がすこしずつわかってくる。」

「人生の大部分を占める仕事を、お金のために選ぶのは、なんだか違うと思うのだ。」

「「圧倒的成長」をしたくない」

今回私の心を救ってくれた本の言葉たち。

上2つの言葉が刺さった、大人も子どもも心が和らぐお仕事についての本
下2つの言葉が印象深い、等身大の文章で描かれる転職についてのエッセイ(現在半分まで読了)

私は恐らく、仕事を仕事と割り切れない。仕事はあくまで「お金を稼ぐ手段」として、思考停止することが難しい。
そして、私には現代社会が求めるようなビジョンや将来像とは別のところに、心からやりたいと思えることがある。
悩める人の拠り所となるような、ひっそりとした書店を開くこと、或いは森の中の家で、読書をしながら慎ましくひっそりと暮らすこと。
外の世界で、ありのままこれを語るのは非常に難しい。

今回も私は、本に救われてる。
人に適切な助けを求めるのは苦手。
誰も私に正解は与えてくれないし、与えられるものじゃないのは重々承知だから、尚のこと、どう話を切り出せば良いのか分からない。
周りも、私の選んだ道の背中を押してくれるスタンスだから、にっちもさっちも行かない。恵まれてることではあるんだろうけどね。

本は不思議。プレッシャーもなく、柔らかく、私を導いてくれる。表の世界では語ってもらえないようなことを、その人のあるがままに記してくれている。そして何度も見たい言葉を、何度も読み返せる。人間に、何回も同じ話をするのはかなりリスキー。

やっぱり私は本が好きだし、本に救われた経験を活かせたらと思う。
困難はもちろんあるだろうけど、出来るだけ長くやっていけたらと思う。

新卒の時のような、何も知らなかった頃の幸福感はもう持てないだろうけど、浮かれた時が一番ヤバイのもよく知ってる。
フラットな心持ちのまま、落ちついて、人生初書店員の道をスタートさせられたらと思う。

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