【読書感想】ザッソウ〜結果を出すチームの習慣〜

前回の読書会で、ホウレンソウに代わる「ザッソウ(雑談、相談)」が話題にのぼりました。

そこで、ザッソウについて理解を深めるために、以下の本を読みました。

今日は、読書会の読み方に倣って、Q&A形式で読書感想をまとめます。

〈読書会の読み方〉
・読書会では、本から学びたいことを「質問」にして、その答えを探す「答え探し」の読書をします。
・そうすることで、短時間で必要な情報・知識を得ることができます。

Q.目次にある「自然に任せないザッソウの機会」とはどんなことですか?

A.それは、以前の「飲みニケーション」にあたるものです。以前は、自然に任せずに「飲み会」という場を作って、コミュニケーションを図っていました。同様に「ザッソウ」も自然に任せず、その機会を創り出すことが大切です。

本書では、次の4つが紹介されていました。

①朝会・夕会(ソニックガーデン)
②雑談をする朝礼(ヤッホーブルーイング)
③マネージャお茶会と社食(クラシコム)
④勉強会と読書会(クラシコム)

詳しい内容は、ぜひ本書を手にとって確認していただきたいのですが、特に印象的だったのが、②「雑談をする朝礼」です。

毎朝、30分(雑談20分、清掃10分)の時間を割いているところに、ヤッホーブルーイングの力の入れようが伝わってきます。

ここでの私の気づきは、「昔の上司が『飲み会』という機会を自分たちで創り出していたように、私たちも何か『機会』をつくらないといけない」ということです。

また、読書会ファシリテーターとしては、「読書会」が取り上げられていることが嬉しかったです。

ということで、読書会、続けるぞー。

Q.雑談が苦手です。どうしたらいいですか?

A.雑談が苦手ということですが、あまり重く考えないでいいようです。

著者は、「雑談はしょせん雑談。上手いも下手もない」「話上手よりも聞き上手の方がいい」「はい、いいえで答えられない質問(オープンクエッション)をすると話が弾む」という主旨の話をしています。

参考にしてみてください。
私も聞き上手を目指して頑張ります。

Q.何から始めたらいいですか?

A.著者はp231「ふりかえりのザッソウから始めよう」に書いてあるように、週1回30分程度、チームで『自分の仕事の進め方』を振り返るザッソウから始めることを勧めています。

というのも、自分の仕事の進め方を振り返る習慣を持っている人はけして多くありません。

その結果、非効率な仕事の進め方が放置されがちになります。

そこで、チームで週1回の「ふりかえりのザッソウ」を始めることで、チームの生産性の底上げが期待できるそうです。

ここでの私の気づきを共有すると、、、

実は私も金曜日の夕方に振り返りのミーティングを行なっているのですが、質の高い振り返りができていないことに、頭を悩ませていました。

本書を読んで、「上手くいかなかったのは、『仕事の進め方』にフォーカスしてなかったからだ!」と気がつきました。

次のミーティングからやり方を改善してみます!

【読書会のご案内】

「毎月第3水曜日は読書会の日」と決めて、会社で読書会やってます。

次回(3月15日)の課題書は、「ポジティブ・フィードバック」。

「ダメ出しばかりでは、部下が嫌になってしまう」「でも、耳障りのいいことだけも言ってられない」「いったいどうしたらいいんだー」
とお悩みのマネジャー向けの読書会です。

本書の内容で目が鱗だったのが「可能性承認」という考え方。

「可能性承認」とは、部下指導を「ダメ出し」ではなく、部下の可能性を信じた愛のある助言の形に言い換えることで、部下のモチベーションを下げることなく適切に部下指導できるというもの。

その方法を会社の仲間と学んでいきます。

同じ会社のあなた!ぜひ、ご参加ください!

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