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睡眠に関する個人的考察

睡眠時間を1日6時間とすると、人生の4分の1は眠っています。良い眠りは、良い人生に必須。ということで、睡眠に関して個人的に考察し、自分なりの対策を編み出しましたのでご紹介します。瑣末な事を深く考える遊びの一環として。

考察しようと考えるに至った背景を先に述べます。元々、私の睡眠はとても健康的な方だと思います。目を閉じて、気がつくと一気に朝。夢もほとんど見ず、目覚めもスッキリ。だったのですが、約10年前に大きく仕事が変わった際、眠りが浅い日が多くなりました。慣れない仕事で責任も重く、寝付きは悪いし嫌な夢を見る。夜中に目が覚めてしまう事も。これはマズイ、何か対策を考えなければ。

従来手法の問題

最大の課題は「寝付きを良くする事」。そもそも眠れない経験が少なかったので、まずは伝統的な手法「羊を数える」を試してみました。この手法は全く効かない。「羊が1匹、羊が2匹…」。いくら柵を飛び越える羊の群れを思い浮かべても、眠くならない。何度かトライしながら、眠れない頭でこの手法の欠点を考えました。主に以下3つ。

欠点1: いくつまで数えたか忘れる
ウトウトしてくると「アレ、いまいくつ?」となり、それに意識を取られると目が覚めてくる…

欠点2: 「羊が」と毎回読み上げるたびに、意識が呼び起こされる
簡単な定型文でも、文章を読むのは意識を使う…

欠点3: 柵を飛び越える羊を想像するのは難しい
そんなアクティブな羊、見た事ないし…

改善提案

欠点はありますが、この手法が広まった理由があるはず。それは恐らく、何かを途切れなくイメージし続ける事で、他の気になる事(仕事やプライベートの悩み等)を思い出す隙を与えない事にあると推察しました。これは大事。

上記の良いところを活かしつつ、欠点を無くす手法を編み出せば良い睡眠が実現出来るはず。そして考えた手法が「ゆるい坂を下っていく車を運転するシーンを思い浮かべる」です。左右に緩やかに曲がりながら。

動き続ける車を思い描く事で、必要な要素である「途切れないイメージ」を実現します。また数を数えたり文章を読み上げないため、欠点1, 2を回避しています。私は頻繁に車を運転しており、ほぼ無意識で運転がイメージできるため、欠点3も回避します。平坦な道だとアクセルを踏まなくてはいけなくなり余計な意識が働く事から、ゆるい坂道が適当と判断しました。まっすぐな道は変化がないため、ハンドルをほぼ切らずに済む程度に曲がらせます。

さらなる工夫点が二つ。まずは、意識を没頭させるため、最初は出来るだけ具体的に状況をイメージします。私の場合、玄関で靴を履くところから始め、車のドアを開けてエンジンを始動し、サイドブレーキを外し、アクセルをジワリと踏みながら家の前の最初の角を曲がって下り坂に入り…までは細かく思い描きます。周囲の街並みや道路の感触も具体的に。そこで脳が運転モードに入ってきます。次に、坂を降り始めて以降は、周囲の景色は荒くします(無くても良い)。細かくすると、そちらに意識が取られるので。道が伸びていくイメージに集中。

効果検証

結果としては、普段の寝付きが改善されました。目を閉じて5分以内に眠りにつけます。特に、最初に走り出すまでのイメージをルーティン化する事で意識の集中が早くなってきました。「車を運転するイメージで眠くなるのって不味くない…?」は一旦忘れます。睡眠改善できたのでオールオーケー!

なお車の運転以外にも、坂道を転がるボールや、緩やかなジェットコースター、ソリのイメージも効果ありました。自身がイメージしやすいものが良いと思います。皆さん、良い睡眠ライフを。

最後に余談。この記事を書いた後、「そういえば、羊を数える由来は何だろう」と調べると、「英語のsheepが『ゆっくり息を吐く言葉』であり、それを繰り返すことで呼吸が深くなるため」との事(諸説あり)。何を信じるかはあなた次第。。


最後までお読みいただき、ありがとうございます!少しずつ想いを残していければ、と思います。またお越しください。