泣いている君を見ても　痛まないボク
関係性は悪くない　むしろ　良好
だけど　自分自身とは　思わない

そんなボクは　無痛な奴だろうか
なんだったら　何かの病に侵されてるだろうか

泣いている君を見ても　傷まないボク
感謝はしている　むしろ　安らぎ
だけど　自分自身のことでは　ないらしい

そんなボクと付き合ってくれてありがとう
いやいや　別れるようなことは　勘弁

そう　今は　ぼくの　ぼくの　ぼくの
惨めさを　ひたひたと　感じていたい

泣き喚いている君は　まさに　
大怪獣の行進のよう
宥めているけど　感じないボクは
逃げ戸惑う民衆のよう

そんなボクは無自覚な奴だな
なんだったら　地球が死んでも生きるタチ？

泣き喚く君を見ているだけの　ボクは
たぶん　きっと　やばい奴だろう
うちに秘めた狂気を飼い慣らしているはず

そんなボクと一緒にいてくれて
嬉しい
まだまだ何年も並行するけど
とりあえず　謝辞を述べてみるよ

泣いている君を見ても　無痛なボクだ
そんな奴より　べつの愛しい人がいるはず
だけど　ボクを選んだ
このボクを選んだんだね

いつか化けの皮が剥がれても
君はいつも通りでいてくれるかな

考えているボクは　馬鹿の猿真似だよね