好きの感情がないわけないけど
嫌いの感情が増えていく

すれ違う　すれ違う
家にいても　ベットにいても
すれ違う　すれ違う
返事しても　既読をつけるだけ

もしかしてと考えてしまう
邪推はいけないのに　悪魔が囁く

まさか　ワタシに飽きてしまったの？

バレンタインデーにチョコを贈る
貴方の返事はそっけない
ワタシにはわからないけど
表情は嬉しそうだから　ちょっと安心する

貴方と会って10年がすぎる
出会いはじめは若かった
今は少しだけ錆びているかも

家族ができた　子供もいる
だけど　貴方との距離感が遠くなる

近くにいてもこころは遠のいていく

ホワイトデーがやってきた
仕事で遅くなるらしい　いつものことだけど

仕方ないけどしょうがないと割り切る

家族を支えるためには犠牲が必要
だけど　ワタシの愛は見捨てないで

寂しさがコーティングしていく
さみしさが層として積み重なる

貴方はワタシを今でも　あいしてるの？

そんな瑣末な心配は、、、杞憂だった

貴方はチョコを持ってきて帰ってきた

ワタシに向かって　『これからもよろしく』と
照れる暇がないほど率直に伝えて

その言葉が聞きたかった　聴きたかった

ワタシは　思わず　『よろしくね』と
抱きつくような真似は　できないよね　貴方に

コーティングした弱さが溶けてなくなる
本音を隠したけど
貴方に　見破られた
やっぱり　貴方は貴方らしい

貴方って人は　本当にそうなんだから