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長くなっちゃったわよ、パート②

孤独で、すがることができる人も物どこにもない。ほんとに、いない。
こわいよ…わかる?

そして鬱になったんだよ。
部屋の隅でうずくまって、立てない。
料理の作り方がわからなくなった。
運転できなくなった。
この苦しさと悔しさ、わかる?

生き続けるのが怖くて、絶叫する毎日。
今ここにいるということを自覚すると、怖くてコードで首を絞めた。左腕にはためらい傷ばかり。

泣き叫ぶ声にあなたは「うるっさいな…」と呟く。
赤ちゃんの次男が近くにきてニコッてしてもうまく笑えない。
離乳食あげるのもやっと。(レトルトや、前に冷凍していたのを使ってなんとか💧)

そんな正月休みの夜も、飲み会に出かけてしまったね。
そういえば震災の避難場所でも、周りのパパ社員が家族といるのに、あなたは束の間いただけで、「支店の片付けに行くから」と、一歳になりたての長男と風邪で声がでない私を残して行ってしまったね。

いつもさ、1人で行ってしまうね。
気持ちも理由も聞いたことないけど、自分がしたいことをしたんだろね。

お義兄さんが「お前は引っ張られるなよ。子ども守らなきゃないんだから」ってあなたに話してた。
まるでさ、私悪魔みたい。
子どもを守ることはそうだね…大事。
そうそう、私なんか見殺し放置してね。

ねえ、自分しか大事じゃないなら、したいことだけしたいなら、家族もたないで欲しい。


15年のなかで、私はたくさんあきらめることを知って、期待することをやめ、あなたへの関心はゼロになりました。

マイナスをゼロにするのは、とても難しかったよ。(憎いと思うことをマイナスと位置付けしたとして、憎いと思ってしまう関心を無にするという営み)

料理も運転もできなくなって、音楽も何一つ心に届かなくなった私。
もう、あんな風になりたくないな。

がんばったよ。
戦って、戦って、外にいる人たちに助けてもらって、仕事できるようになってさ。
仕事をしている私はほんとの自分でいられるから、気持ちがよくて楽しいの。

あなたが飲み会行く度に、ワンオペが怖くて、朝も夜も泣いていた。あなたがいないことが寂しいのでなく、孤独にされることとうまく育児ができないことが悲しくて。

今やっと、1人でも怖がらずワンオペできるし、あなたが楽しんだ分、私も夜出かける時間がもてるはずだと楽しみにしてる。

私が泣かなくなって、あなたも「楽だ」って言ってるし。
セックスするより、うんといいでしょ。


最近ね、自分が元気になるために何が必要かがわかったんだよ。
あなたは、お酒と勉強とドラクエウォークで保ってる。筋トレも。

私、やさしい気持ちを分けてくれる人に会ってさ。たった一つの言葉が私の全部に力をくれた。
無理しなくても、勝手に元気になったんだよ。
子どもにたくさん笑ってあげられたりして。
やさしくしたいなあって思えそう。

そんな人との時間がもっともてたらいいなって思う。
私が元気なら、きっとみんなも元気だから。

もう何か望んだり、期待したりもしないから、やりたいことを心置きなくやってよね。

元気になったら、またお弁当も作れる気がする。
それまでは、お願いね。(どちらが作ってもいいけど。たまには作れたらいいと思ってる。)

心が柔軟でありたいの。
孤独に、置き去りにされたくないの。
やさしさを分け合いたいの。
愛を知っていたいの。失くしたくない。

これから生きていくのに、大切なものをなくさないために必要なものを、私は選んでいきたいと思っています。

自分がありたい自分であるために。

自分が愛しい子どもたちに、悔いなく愛着を築けるように。

悲しさや嬉しさ、苦しみや喜びを、ただ当たり前に共感しあえた自分を忘れないように。

あなたが、あなたの納得する生き方ができますように。

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