おまめ

読んでやってください。22歳 大学生 おなごです。 ライブレポや日記が主です。変なやつ…

おまめ

読んでやってください。22歳 大学生 おなごです。 ライブレポや日記が主です。変なやつです。

最近の記事

美しい舟に乗る。

「パキッ、パキッ、パキッ」 「ボイスミツシマでした〜良い1日を」 静かな畳の部屋に響く、 銀杏を割る音と、NHKラジオ。 わたしは、手早く銀杏を割る。 あと20分で店の営業が始まるからだ。 ソースも詰め替えなければならない。 仕事はまだある。 100個近くの銀杏を割ると、 急いで裏からソースを出した。 客席は全部で10卓。 小走りで詰め替える。 一面にぎっしりと貼られたメニュー。 ふんわり香る、張り替えたての畳。 お世辞にも綺麗とは言えない店だが、 何故かそこにい

    • みゆきちゃん

      私の小学生の頃の思い出。 自閉症のみゆきちゃんの話。 わたしのクラスにはみゆきちゃんがいる。 いつもふたつ結び。 絵本ばかり読む。 水色のセーターが好き。 歌はうまくて、絵は下手で 口癖は「けんかはやめて」だった。 指はいつも咥えているからふやけていて、 洋服には鼻水がついていた。 そして、 クラスメイトから嫌われていた。 しょうがない。 忘れ物も多くて、 ときどき、大声をあげて泣いた。 給食の時間が終わる。 みゆきちゃんはひまわりクラスに行く。 ある日の授

      • 8/31になること。日記

        よく行く雑貨屋はいつも andymoriが流れていた。 そこの雑貨屋に買い物をするためか、 andymoriを聞くためなのか、 わからなくなっていた8月31日のこと。 高校生のころまで 一年で最も嫌いな日だった8月31日。 すごく面白かったドラマの終わりが つまらなかったり、 よく遊んでいた友人と 急に連絡を取れなくなったり、 痩せると信じて食べ続けた リンゴダイエットで太ったり、 好きだったバンドマンが あっさり解散してしまうような 「え、これで終わりですか?

        • 死にたい時に限って 8/21

          「人生は海だ」 突然言い放った教授、 戸惑う生徒、教室に生まれる静寂。 教授麦わらの一味にでもなったのか。 そんなふうに思いながら驚いていると 教授は続けた。 「みなさんは今を泳いでいるのです。 いろんな泳ぎ方、みんなそれぞれ自由方。 でも生まれた時から泳ぐのが、 あまりうまくない人もいるんです。 何らかのきっかけで 前に進めなくなった人もいます。 そんな人に泳ぎ方を教えるのが 僕たちのような心理職なのです。」 思い返せば、 私は小さい頃から泳ぐのが下手だった。

        美しい舟に乗る。

          イージュー★ライダー 日記

          楽しみなことがあって目覚ましより 早く起きたその朝は、 いつもよりなんとなく体が軽い。 う〜〜む充実★ でも、、、!! 二日酔いで迎える朝は辛い!! 酔っ払ってる時の酔いは気持ちいのに 二日酔いの酔いは辛い。 カレーだって2日めの方が美味いやん。 重い体を自転車に乗せて、 向かうはクリーニング屋。 オキニのスプリングバレーのトートバッグ。 ぶら下げて店に入ったらおばさんに、 「それスプリングバレーじゃない!」 と興奮気味に色々教えてくれた。 美味いビールとか、それが飲

          イージュー★ライダー 日記

          日記 8/13

          スペースを押すと文章に空白ができる。 そのスペースで文章が、 息継ぎしたように感じられて好きだ。 休日に何かをやらないといけない 使命感に駆られる。 ゴロゴロしていると、 それでいいの? と言われてるような気がして。 バイト先の後輩が、 「たまに何もしない日を作らないと、 わたし無理です。」 と言っていたことを思い出した。 あー、そうだよなぁ。 何もない日か。 起きたら昼で、 スマホはもう3時間続けてみている。 スクロールしても対して呟かれてない。 無音の部屋に

          日記 8/13

          生きてます!!!8/4

          恋人と茹でた枝豆は、 少し固かったけれど、それでも良かった。 大事なのは味とかじゃなくて 恋人と食べたことだ。 固くても、なんでもよかった。 一緒に過ごす時間が好きなんだ。 恋は盲目、愛は麻薬。 気づけば依存してばっかりだ。 満員電車に乗り込む。 目の前で眠る彼女も、 疲れているんだろう。 知らない人に同情する。 街の中は忙しい。 大人はいつ休むのだろうか。 池袋にいるホームレスは暑そうだ。 ぶつかっても謝らなかったあの人は、 誰かにとっての大切な人で、 私に

          生きてます!!!8/4

          お茶漬けに漬物、恋に嫉妬はつきもの。6/25

          22回目の、夏はくる。 いつかの夏。 私は生まれた。 春の終わり庭先に種を埋める。 それは向日葵の種だ。 芽が出て、 小さな葉が出て、 いまはかなり大きく成長した。 向日葵は今年も大きく育つ。 私の身長を越し、 向日葵は私を見下ろすのだ。 陽に向かって咲いてくれ。 もっともっと背を伸ばし、 届かぬところまで。 プレイリストを作った。 「夏を待つ。」 そんな名前を付けた。 サマーヌード、 サヨナラCOLOR 夏の夜 大好きな夏のチューン。 帰り道に 寄り道を

          お茶漬けに漬物、恋に嫉妬はつきもの。6/25

          今夜のブギーバッグfeat スチャダラパ〜〜〜 日記6/16

          6月某日、時刻は昼過ぎ。 帰り道の途中で降り出した雨は、 次第に強くなった。 ポストに入ってる公共料金の紙。 ツルツルしていている、  たくさんの数字が記載されている。 この数字は確かに現実で、 私たちが生きた証である。 料理をし、腹を満たした。 明かりをつけ、リビングを照らした。 風呂を沸かし、疲れをとった。 それらの証である。 生きるとは、なかなか金がかかる。 なぜか大人は楽しむことが下手だ。 夜集まってすることといえば、 お酒を飲むことか、 性

          今夜のブギーバッグfeat スチャダラパ〜〜〜 日記6/16

          16歳の夏、彼女は銀杏BOYZに出会う。

          電車は時間通りに来ない。 やっときた電車に怒りと共に乗車する。 車内はいつもより混んでいて、 雨で湿度が上がった車内に、 怒りは変形して不快感となった。 シャッフルで流れてきた あるバンドの曲。 銀杏BOYZのぽあだむだった。 ぽあだむを聞いた時、 峯田の声を聞いた時、 なぜだか少し解放された気がして、 なんか頑張ろうって思えた。 そういえばあの時、16歳の夏から、 私の憂鬱をぶっ壊してくれたのは いつだってこのバンドだった。 16歳の時、 ものすごく好きな男

          16歳の夏、彼女は銀杏BOYZに出会う。

          ボーイズ•オン•ザ•ラン

          きみが、死んで1年近くになるね。 今日みたいな大雨の日に、 家に帰らなければと使命感に駆られるのは、 なぜだろうか。 木漏れ日のカーテン、 風で揺れると、私はバカだから きみがいるんじゃないかって思うんだ。 悲しくはないけど、寂しくはあって、 苦しくはないけど、辛くはなるよ。 自分は感情の栓を止めることを どうしても忘れやすくて、 大好きなきみのこと 大好きなままだよ。 初めてきみと出会った日。 初めましての日。 初めてきみに励ましてもらった日。 友達の日。

          ボーイズ•オン•ザ•ラン

          月面のブランコは揺れる 6/10 日記

          この季節になると、 お中元で大量の カルピスと素麺が届いた。 頑張っても消費できないから、 私は仕方がなく、 「カルピス素麺」にしたのだけど、 あまりに不味くて、泣いた。 大人になって自分で素麺を買ったら あんまりに美味しくない。 いい素麺もらってたんだなって、 少しだけ感謝した。 思い出と食べたものはくっついていて、 紡ぐように、食べた時思い出す。 私はいちごミルクと17アイス。 嫌なことあった時、 駅前の自販機でイチゴミルクを買った。 電車の中で歯を食いし

          月面のブランコは揺れる 6/10 日記

          Age factoryという名のやばいバンド

          わたしはまだこのバンドの曲を 一度も聞いたことがない人が羨ましい。 あの衝撃を体験できるなんて。 近年バンドの流行として •高音 •元カノ、元カレ •マッシュ •TikTokで流行りそうな曲 が主流な気がする。(私の感覚) これは  •高音 →クリープハイプの流行から(と思う) •元カノ、元カレ →優里のドライフラワー、  Wacciの別の人の彼女になったよ、の  流行から(と思う) •マッシュ →これは大学生の流行り •TikTokの流行 →最近のバンドマ

          Age factoryという名のやばいバンド

          グミ、チョコレート、パイン6/2

          人生とは、グミ•チョコレート•パインだ。 勝ち続けた人が進める。 そんな世界だ。 ずっとじゃんけんをする。 勝ったり負けたり。 進んだり、その場に立ち尽くしたり。 その中で分かることもある。 初めて手に取ったエロ本。 透かしてみたり、擦ってみたり。 初めて見たアダルトビデオ。 親にバレないように、イヤホンをつける。 初めてのバイト。 注文を取る時、声がソプラノになる。 初めての夜ふかし。 本当は眠かった。ものすごい眠かった。 初めての恋。 レモ

          グミ、チョコレート、パイン6/2

          湯気 6/2

          宝物は探すより、 作ってしまう方が簡単で、 有り余る時間は ある限り使った方がいい。 過ちは全て若さのせいにして、 苦しみは全部時代のせいにした。 庭にできたばかりの小さな茄子を 半分にして蒸した。 湯気が上がる。 もくもくとあがる。 その奥から少し顔が見えた。 その顔は笑っていて、 きっと私も笑っていると思った。 いつまでもそんなことをしていたい。 ダイスキな人とダイスキなことを。 ダイスキなことといえば、 居酒屋の締め寄る蕎麦屋。 ラーメンは少し重い

          エロい下着を敢えて着ること。5/11

          違う。 注文していた内容と違う。 私はフォーを頼んだはずだ。 届いたのはガパオライス。 そういえば最初から嫌だった。 いらっしゃいませも 声が小さかった。 値段も1180円とか1292円とか なんかどれも微妙。 味も微妙である。 ごはんもパサパサだし。 店内の音楽も微妙だ。 イヤホンを付けて、 RCサクセションを聞く。 「ぼくとあの娘」 あの娘は泣き虫で、 とっても似合いの二人ではないか。 結局文句の何一つ言えず、 惰性で食うガパオライス。 小さいこ

          エロい下着を敢えて着ること。5/11