うん、今回も僕は知らんぷりを決め込んで、ずっと君からのあの一言を待ってたんだ。

そしたら、ようやくお呼びがかかったから、僕はまた腕まくりして、全力で、

「お父さん、カッコいい！」

って思ってもらえるように頑張った

というわけ。

だから、たった一日で生まれて初めての

動画撮影と動画編集を済ませて、

最後にはそれをYouTubeに上げる

という歴史的偉業？

を成し遂げることができた

というわけ。

でも、もちろんこれは僕一人のお手柄なんかじゃ決してなくて、お母さんと君と僕との

愛の共同作業の賜物だった

という事実が僕の気持ちをどうにもたまらなくさせてくれている。

そして、今回も大人顔負けなしっかりした受け答えをする君を見ながら、お父さんは、内心、

舌を巻いていたよ。

ああ、やっぱり君は

アンファンテリブル

恐るべき子供

だってね。

そして、全く思いがけず、昨日

君はあっさりと

念願のYouTuberデビューを果たしてしまった。

きっとこれからもそんな風に次から次へと

新しい宝の箱を開けていく君の姿を

出来るだけ長くこの目に焼き付けたい

それがお父さんの密かな野望である。

自分が設計して作成したロケットランチャーの構造と、作るのに苦労した点を流暢に語る彼。一発どりなのに！

「それでは実際に発射している映像をご覧ください」

一応、構図を変えて3つ撮ってみた。

なんかシュールな感じ(笑)