お父さんは、高等師範
昨日、家に帰って、玄関のドアを開けた瞬間に、リビングの方から、息子の
「助けて〜高等師範!」
という叫び声が聞こえてきた。
それを聞いた僕は、カバンを置いて、どれどれ!と腕まくりしながら、すぐに息子の元に向かった。
どうやら算数の宿題で分からないところがあるらしい。ちなみにうちでは勉強は基本的に妻が教えているのだけど(実際、僕よりいい大学出てるし)、彼女がうまく教えられなかったときだけ最後の頼みの綱として僕に声がかかるというシステムになっている。
そして僕は、いつもどおり、あっさりと、そして、とても分かりやすく解き方を説明したから、今回も息子から
「よっ!さすが高等師範!」
というお約束の合いの手が入った。
ちなみに、さっきから高等師範って何だ?って訝しんでいる人たちもいると思うので、ここで少し説明したい。
実は、僕はどうやら人にモノを教えるのが得意な性質らしく、何かを教えるたびに(最近ではロケットランチャーの作り方と習字の書き方)、息子が、すごい、すごいって言ってくれるので、調子に乗った僕が考案した自分のあだ名が、すなわち
高等師範
なのである。
ちなみに、これはあながち根拠がないあだ名でもなく、実際、僕が卒業した大学は、戦前、全国に4つしかなかった高等師範学校の流れをくむ学校だったりする。
まあ、教員免許は持ってないけどね(笑)
あとは、もちろん息子にお願いされたときには、特別気合いが入る、というのもあるよね。
おそらく職場のおばさまたち相手に仕事を教えているときの僕は、きっと中等師範程度だろう(笑)
でも、やっぱり息子に頼りにされて、かつ、褒めてもらえることほど親として嬉しいことはないよね。
というわけで、これからも僕は愛する息子専属の高等師範として、頑張っていく所存である。
まあ、おそらく高2くらいまでの勉強なら、それなりに教えられる自信はあるし。
一方で、教えるのに大事なのは実は知識ではなくて、考え方というか自分の脳がウキウキ楽しくなるための考えるコツだというのが僕の持論でもあるんだけどね。
とは言いつつも、学生時代、勉強なんか何の役に立つんだとか思いながら、それでもそれなりに真面目に勉強してきた甲斐があったなあ、とこの年になって初めて思ってはいる(笑)
今日は気分が良いので、ちょっとノリのいいこんな曲を…
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