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洋書紹介

こんばんは。

今回は最近私が読んだ本について書いていきたいと思います。


突然ですが、皆さんスパイ活動と聞いてなにを思い浮かべますか?

ジェームズ・ボンドのような体を張って敵組織に潜入しているようなイメージでしょうか?

映画などで描かれがちなのは、そんな大胆な脚色されたものが多いですよね。


本紹介

『Spy and The traitor: The Greatest Espionage Story of The Cold war』
By Ben Macintyre

実際に元KGBスパイ、Oleg Gordievskiさんが体験した話に基づくお話です。彼はソ連の下で働いていましたが、今はイギリスで暮らしています。

彼がやっていた種類のスパイ活動は映画で見られるようなものではなく、主に役立ちそうな情報を持っていそうな人物に接近してリクルートしたり、得た情報をレポートにしてまとめたりなどが多かったようです。

書類仕事というと地味に聞こえますが、彼がしたことのおかげでソ連、アメリカ間の核爆弾戦争が防がれたといわれています。


単語紹介

いくつかこの本で出てきた単語をまとめてみようと思います。

Espionage: spying, spy activity

Mole hunt:

組織の中で機密情報を漏らしている人を見つけて排除する動きのことを意味します。Moleはモグラのことですね。

Interrogation: 尋問 

感想

冷戦中の社会情勢やソ連でのCommunism(共産主義)思想について学べて、ドキドキハラハラする展開と相まって二倍楽しかったです。これが実際に誰かが体験したことだと思うと信じられないですが、尋問やプライバシーを侵害するようなやり方での監視は日常茶飯事であったりとか、リアルなディテールが多くて楽しめました。


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