【詩】時間の感覚
淋しくて 悲しい夜を過ごした日の朝は
なぜ こんなにも虚しいのでしょう
昨日 あんなに傷んだ胸も
涙をこらえて 苦しかった喉の奥も
朝は 嘘のように消えていた
そばにいるのに
一人のような気分になるときは
本当の一人よりも 苦しかった
あなたの居ない夜は たくさんある
あなたの居る夜は 少ししかない
この小さなちいさな時間も
あなたにとっての価値と
私にとっての価値とでは
大きな違いがある
あなたの中の時間と
私の中の時間は
今は決して 同じには動かない
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