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作家の五十嵐貴久です。TwitterやInstagramより書きやすいかと思い、not…

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作家の五十嵐貴久です。TwitterやInstagramより書きやすいかと思い、note始めました。近況報告的なエッセイ的なことを書きますが、出版業界や出版社、編集者、作家のダークサイドもたまーに触れます。何しろ私は作家の友達がいないので、ノー忖度で行くかもしれません。ムフフ。

最近の記事

「交渉人遠野麻衣子」発売に際し、五十嵐貴久が映像化の話を書きます

・多くの方が誤解というか何というかなのですが、「五十嵐貴久の小説ってよく映像化されるよね」と思ってらっしゃるかも知れませんが、本人としてはまったくそう思ってません。 ・特にこの15年は「いや、全然っす」が実感です。 ・これには少しだけ理由があり、私は某扶桑社を退社した後、某制作会社にお世話になり、その間映像化の権利をすべてその某制作会社に任せていたので、他社からお話があってもほぼ実現しなかったわけです。微妙な話なので、ややぼかしてますけど。 ・2021年一杯で契約が終わ

    • 「交渉人遠野麻衣子」発売に当たり、どこを改稿したのかという話

      ・私はホラー小説でデビューしたわけですが、どちらかと言えばキライなジャンルであります。だって怖いんだもの。 ・その点、警察ミステリー小説は読者としても慣れ親しんだジャンルであり、書けそうな気がすると思って取り組んだわけですが、よく考えると出版社のサラリーマンの私に警察との接点はなく、「書けそう」と「書ける」はまったく違うのだなぁと天を仰いだものです。 ・そして、私にはトリックを作り出す能力がなく、ミステリー小説は好きですが、それは読む側としての話で、書く側としては何もできない

      • これだけは言わせてほしい‼️「交渉人・遠野麻衣子」は新装版じゃないっす

        ・私は過去に「1985年の奇跡」と「誘拐」の2作を新装版として出したことがあります。(どちらも双葉文庫) ・「1985年の奇跡」はほぼ直さないまま、そして「誘拐」は結構手を入れました。これはある登場人物に希望を持たせるためで、あのままじゃ可哀想過ぎる、と思ったからです。 ・何てわたくしは優しいのでしょう。笑笑。 ・ただ、どちらも時代背景は変えていません。「1985年〜」はタイトル通り時代を変えると意味のない小説ですし、「誘拐」にも似たようなところがあります。 ・しかし「交渉人

        • どうすれば「交渉人・遠野麻衣子」のカバー写真をアップロード出来るのか問題

          ・こんにちは、五十嵐貴久です。 ・さっそくですが、noteって何なのという話で、今私はタイトル的な↑に来週6月4日頃発売の新刊文庫「交渉人・遠野麻衣子」(河出文庫)のカバー写真を載せたいのだが、どうすりゃいいのかわからない問題にぶち当たっております。 ・たまーに、「五十嵐さんってITとか詳しいんですよね?」とか言われることがあります。おそらくですが「リカ」という私の代表作が(書いていた頃は、まだわかりにくかった)出会い系サイトを舞台にしていたためかと思います。 ・実際には苦手

        「交渉人遠野麻衣子」発売に際し、五十嵐貴久が映像化の話を書きます

          五十嵐貴久の突然ですがnote始めてみました

          ・そもそもnoteとは何なのか、私はよくわかっていないのですが、この度河出文庫から「交渉人・遠野麻衣子」が6月4日に発売の運びとなったため、以下ちょっといろいろ書いておこうかと思います。 ・五十嵐貴久が「リカ」でデビューしたのは2002年1月で、第2作を新潮社から出すことになり、書いたのが「交渉人」でした。 ・当時たまたま見ていた「アンビリーバボー」と「世界まる見え」で(番組は違ったかもしれませんが)、ほぼ同時に《交渉人》を取り上げていて、面白いなぁと思ったのがきっかけでした

          五十嵐貴久の突然ですがnote始めてみました