人生は不思議って何回驚くかノォト(ファッションのルーツ)
明日は、推しの大橋トリオのライブ!
さて、何を着ていこうか?
服が決まれば帽子は?カバンは?靴は?
と、あれこれコーディネートを考えるのが若い頃から大好きです。
今朝、つくづく、わたしは洋服が帽子が大好きだなぁ、と、
メイクをしながらぼやっと考えていたときのこと。
ふっと、唐突に、古い記憶の映像が頭をかすめました。
わたしがリトルを可視化するとすれば、このくらいの年齢でしょう。
画像がこちら。
四歳くらいだったか。
今朝、ふいにやってきたこの思い出をキャッチして、
いつものように知らん顔して、
置き去りにすることをやめて、
丁寧に入り込んでみることにしました。
小さいときのわたしは背が高く、肌が白く、赤毛でした。
幼稚園の夏のプール。
わたしは嫌で嫌で仕方がなかった記憶。
はじめて味わう、屈辱的な想い。
何が屈辱的だったかというと、絵のとおり、
わたしは胸まであがる白いデカパンをはかされていました。
左の友達チサちゃんは、サクランボのプリントのパンツをはいています。
ウエストと足口は、赤いパイピングテープが施されていて、
とてもかわいらしい。
右の隣のミチヨちゃんは、水玉のプリントのパンツでとてもかわいい。
そしてロングヘアーで、いつも三つ編みにしていてうらやましい。
わたしは友達のようにかわいいプリントのパンツがはきたかった。
それでプールに入りたかった。
白いデカパンが心底嫌だった。
ミチヨちゃんのように、髪の毛を長く伸ばしたかった。
でも小さいときのわたしはアトピー性皮膚炎で、汗をかくとすぐにかゆくなるから、母は髪の毛を伸ばすことを許してくれませんでした。
のちにわかりましたが、母はファッションセンス0、
髪の毛をかわいくまとめてくれるスキル0、
だったので、白いデカパンも断髪も、しょうがなかったのかもしれません。
(余談ですが小二のとき、勝手に刈り上げにされ、翌日全校集会で見られるのが嫌で、貧血になって倒れました笑)
その後、自己主張を貫ける年齢になってからというもの、
わたしの「オシャレ」への探求は、抑えこまれていたぶんだけ、
拍車がかかります。
髪の毛を長く伸ばし、ラプンテェルか安室ちゃんかというくらい伸ばし、
ときどき短く切られる悪夢を見てうなされたり、
長い髪の毛への執着もさることながら、
お金は服にすべてつぎ込む、
みたいな時代もありました。
マイクロミニが流行ったら、ダイエットをして、足が細くなるというジェルで毎晩お風呂でマッサージし、
どちらかといえば、服に自分をあわせにいっているみたいなところもありました。(現在はいい塩梅に執着は外れました)
それもすべて、
白いデカパンからの屈辱からきてたなのだなぁと、
なんとなく合致できたのです。
そして、
わたしは大人になって、
そのデカパン事件をたまに思い出すと、
ウケねらいで面白おかしく友達に語っていました。
白いデカパンを、リトルが心底傷ついていたとするならば、
おもしろおかしく語られるのは、さらに傷つけていたのではないか?
と今日思い至ったのです。
思い至ったとき、頭の思考と関係ないところで、
勝手に涙がふわっとあふれるようにこぼれてきて、
ああ、そうか、ごめんなさい、嫌だったよね、一人だけあのパンツ。
うん、うん、わかる。
と、数十年前のリトル(わたし)に、
やっと寄り添えたのでした。
やっと、です。
そして、数時間後。
またしても不思議を感じずにはいられない気づき。
なんとわたしは二十代後半から、
下着会社に勤めているのです。
十年前までは企画開発の部署にいて、
思いっきり美しい下着の企画開発をしていました。
白いデカパンにコンプレックスをもったリトルカイトが、
とびっきり美しい下着のデザインと色を考えていた。
これまた気づいた、人生の不思議。
めぐりあわせ。
つくづく不思議だなぁ。
リトル、またひとつ手放せたかな?
<+プラス おまけ>
今週は仕事が忙しかった!
今週ちまちま描いた絵を置いていきます。
モンゴルの民族衣装を着たわたしたち☺
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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