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夢の話をしよう

折り返しの水曜日、仕事終わりのスターバックス。
「今日は帰りに絶対スタバに行く!」と強い意志をもって家を出た。
凪の精神で淡々と業務をこなし、無事たどり着いた。
私にとっては、スタバでさえも立派なアトラクションなのである。


夢の話をしようじゃないか。


今現在、私は中学校で教員として働いている。
初めての教員採用試験は2次試験で落ちてしまい、大学卒業後1年間講師として働いたのち、2回目で合格。
そこから11年間、「教育」というなんとも誇らしい仕事をしてきた。
遣り甲斐は大きく、子どもの成長を見られるのは本当に幸せだ。

ただ、本気でブラック。
地方公務員なので、給与面、福利厚生、安定感は申し分ない。
しかし、しかしだ。
世間でさんざん話題に上がっているように、その労働状況は「労働基準法」なんていう法律で定められているものからは程遠い。1番遠い場所にあるのではないか、というくらい遠い。
過去には忙しさから、気がおかしくなってバーンアウトした経験もある。
スタッフが順番にバーンアウトしていくような、もう本当にどうしようもないような現場の時もあった。「次は〇〇先生か、」といった感じ。

教員のメンタルヘルス、とリーフレットが半年に1回くらい配られる。
電話での無料相談。精神科での無料カウンセリング。支援制度は充実。
実際に利用したことはないけど。眺めたりはしてみた。


本当に「これ、マズいな」と思ったのは5年目の夏。


新しい学校に異動し、部活動に追われる日々。
いつも通り練習に行こうと車に乗り込んだのだが、そこから動けなくなった。
車の座席にもたれかかり、思考が完全に停止した。
そのまま、どのくらいの時間、そうしていたのかわからないけれど、
やっと副顧問に「休みます」とメールを送り、そこからまたしばらく動けず。結局半日を車の中で何をすることもなく座って過ごした。
これが初めてのバーンアウト。


今は「自分らしく働けてる」と思える。


ただ、本当に毎日慌ただしく、とにかく忙しい。
授業や生徒と関わることは大好きで「天職だな」と思える瞬間が20代の頃とは異なって、とても増えた。
子どものことを心からかわいいと思うし、心から幸せになってほしいと願う。自分のことでなくて、子どものことを祈れるようになった。
それは私自身の成長でもあり、中堅の余裕も出てきたからなのだろう。

だけど、部活動の指導だけは負担でしかない。
これも世間で話題になっているが、一向に現場は変わらない。
「部活動が負担です。できるのなら顧問は持ちたくないです。」
次年度に向けた希望表にそう記載したが、社長からの回答はなし。
面談さえしてもらえなかった。
失望。
勇気を出して書いた文章、出した書類。彼は目を通したのだろうか。


結局今年も部活動の顧問をしている。


「そんなん、適当にやったらいいじゃん」
そうだけど、やるとなったらきちんとやりたいし、中途半端なものは出したくない。そう思うのは当然だ。だって私たち教育者だよ?
それがわかってて、上司は任命するのだ。
搾取、そのもの。本当にひどい話だ。

再来週にはコンクール。
この1か月は無休で指導をしている。
部活動ガイドラインというものもあるが、結局大会前はどこの部活もこんな感じ。結局、やっている。
私たち教員に自由はない。未来もない。


私の夢は


パン教室とピアノ教室の経営。
お店の名前は「パンとピアノ」‥なんて安易なネーミング。
結婚をして、子育てをしながら開校するのだ。

パンは趣味で始めてみたらドはまりした。
発酵後のパン生地のかわいさといったらもうたとえようもないくらい、とにかくキュートなのである。
健康のことを考えると日常的にグルテンを摂取するのはどうなのか?と思い、食べることは控えるのだが、とにかくパンを焼きたい時期があった。
一気に3種仕込んだり、最近では長時間発酵にもはまっている。
パンの世界は奥深い。
そしてできた時の喜びは大きい。
焼きたてのパンの香りは「幸せ」そのものだ。

ピアノ教室は、自分の得意分野。
「元教員」「リトミック講師」を売り文句に集客していく予定だ。
以前、リトミックの先生が「年収1千万は夢じゃない」という話しを聞かせてくれて、なんとも優気が出た。
「私も1千万稼げる女になる」そう決めている。


夢をかなえるために、今私がすべきことは


・とにかく結婚相手を見つけること
・12月に入籍
・3月に異動
・退職金でグランドピアノを買う
・場所をどうするか?
・借りられる場所でまずは始める
・自分のスタジオを持つ
・お店のコンセプトを決める
・子どもが通いたくなる場所
・棒の音楽じゃなくて歌のある表現ができる子を育てたい
・知識や技能を身につけさせながら
・本当に、心から楽しめる体験をさせたい
・「レッスン」ももちろんだけど「私に会いに来る」という感覚で通える場所を提供したい
・保護者の話もたくさん聞きたい
・カウンセラー的役割も果たせたらすごくいい
・一緒にお茶を飲んだり、子供たち同士の交流の時間
・子育て支援の講座、タイアップで開催
・大人のレッスンもやりたい
・ずっと音楽と関わる心の育成

・経営の勉強をしなきゃ
・図書館で本を借りて読んでみよう
・リトミック中級合格
・リトミックの勉強、もっとしたい




夢を夢で終わらせないために、本格的に動きだそう。
私は、「1千万稼げぐ女」になるのだ。
ゆるゆるなんてやってたまるもんか。
そうよ、ここまで10年間私は教員として苦労をしてきた。
「教育」に関してはそれなりにノウハウをもっている。
私は子どもたちから好かれるし、私なら心の支えになれる。

たくさんの子どもを笑顔にしたい。
あなたに会えてうれしいよ、って伝えたい。
元気にしてあげたい。ぎゅって抱きしめて愛情を伝えたい。

これはきっと私に与えられた「使命」だ。

方向性、間違ってない。
教員辞めようか迷っていたりしたけど、私のやるべきことはきっと、きっとここにある。
やっと、覚悟ができた。
私の「使命」を果たすためにやるべきことを1つずつやろう。

やるべきこと、その1、結婚なんだけどね(笑)
でも、まず旦那の支えなしにはこれ、できないから(泣)


夢のことを考えると元気がでる。
明日も黙って働きますか。

退職金でグランドピアノを買うんだ。
それも私の夢への1歩。















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