ミルク (candy@)

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無類の映画や海外ドラマ大好きアラ還主婦💓 ミルクのnoteでは映画や海外ドラマや読書本の自己流感想文を書いています。 最近では日々感じたことなども綴っています。 candy@ではエッセイや俳句もhttps://note.com/filmlover/ よろしくお願いいたします🍀

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「誰だって最高の日もあれば、泣きたい日もあるんだ」 映画『あの子は貴族』の感想と紹介

誰だって最高の日もあれば、泣きたい日もある こんにちは! 映画や海外ドラマのブログを書いているアラ還主婦のミルクです。 今日は『あの子は貴族』という映画の感想と紹介です。 (あらすじ・ネタバレ含みます) 『あの子は貴族』日本映画 2021年公開 榛原 華子(はいばら はなこ)は東京生まれ 東京育ちの良家のお嬢様 ずっと東京で生きてきた。 開業医の父と母、そして年の離れた二人の姉がいる。 裕福な家に生まれた華子は これまで何不自由なく暮らしてきた。 そんな華子

    • それぞれの家族の『言い訳』で創られた八つの物語 森浩美さんの『家族の言い訳』を読んで思ったこと

      こんにちは、ミルク(candy@)です。 長編小説もいいけれど ちょっと息抜きしたいときの読書には、私は短編集を選んで読むことが多い。 森浩美さんの短編集 『家族の言い訳』を読んだ。 彼の作品を読むのは初めてだ。(作者を女性だと思っていました😅) 『家族の言い訳』には 八つのお話がある。 夫と妻、母と息子、母と娘など、どの作品もあなたのまわりでも存在するような家族のちょっと切なくて、心温まる物語が描かれている。 その中でも私が特に印象に残った話 『乾いた声でも

      • 映画『ソーシャルネットワーク』は大学生だったマーク・ザッカバーグの恋物語

        こんにちは、ミルク(candy@)です。 今日は私が大好きで何度も観ている映画の紹介です。 今や世界的にも有名な巨大SNS企業のMeta(Facebook) つい最近ではMetaはTwitterに対抗するSNS 『Threads』のサービスを開始したばかり 「Twitter」もしたことがない私は「Threads」なんて言われても理解がさっぱり追いついていないのですが💦 Instagramもやってません😝 そのMeta(Facebook)の創業者であるマーク・ザッカ

        • Netflixの『賢いお金の使い方』を観た感想

          こんにちは アラ還主婦のミルク(candy@)です。 いつもありがとうございます。 今日はnetflixのドキュメンタリー映画『賢いお金の使い方』の感想を書いてみます。 いつものように あらすじ・ネタバレ含みます〜 『賢いお金の使い方』 このドキュメンタリー映画の 面白そうなタイトルに興味を引かれて観てみました。 このドキュメンタリー映画に出てくる相談者たちは お金が貯まらない・・・ 借金やローンの返済にいつも追われている・・・ いつもカツカツの生活で余裕の

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        • 素敵な記事や作品を集めた私の宝石箱
          11本

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          角田光代さんの『坂の途中の家』を読んだ感想

          どうしてこんなに息苦しいんだろう? 私はこの本を読みながらずっと重苦しい空気を感じていた。 フィクションだと分かっていても、赤ちゃんを殺めてしまった水穂の事件のことを 全く別世界の話だとどうしても思えないことに。 子育てや夫婦関係や実母や義理の家族との悩みを持ちながら子育てをしていた里沙子と私も同じ気持ちになったことがあったと気づいたことも。 私にはもう成人したけれども二人の娘がいる。 『赤ちゃんなんてすぐに大きくなるわ』 『長い時間、寝てくれないのは今だけよ』

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          桐野夏生の『だから荒野』を読んだ感想・自分探しの旅に出ても自分が変わらなければ何も変わらない

          こんにちは、ミルクです。 今日は桐野夏生さんの 『だから荒野』の感想を書いてみたいと思います。 あらすじ 主人公は夫と大学生と高校生の2人の息子たち(健太と優太)と暮らす専業主婦の朋美。 彼女は46歳の自分の誕生日に、夫と息子たちからの仕打ちに耐えきれずに 何も持たずに、衝動的に夫の愛車で家出する。 朋美の46歳の誕生日だというのに、夫や息子たちからはプレゼントどころかお祝いの言葉すらない。 朋美はお誕生日のお出かけのために張り切ってお洒落したものの 彼らから「キ

          桐野夏生の『だから荒野』を読んだ感想・自分探しの旅に出ても自分が変わらなければ何も変わらない

          やっぱりハッピーエンドが好きだから

          こんにちは、ミルクです。 今さらですが 私は映画を見るのが大好き、 本を読むのが大好き、 でも書くことはそんなに大好きじゃない。 noteを始めるまでは、むしろ文章を書くことは嫌いだった〜 読書感想文なんて学生の頃は超苦手だったし💦 そんな私がどうしてnoteに 2年半以上も記事を書いて 投稿し続けられたんだろう? 私がこれまでcandy@やミルクのアカウントで書いた 映画やドラマそして本の感想文の過去記事を振り返ってみると、共通していることがある。 それ

          やっぱりハッピーエンドが好きだから

          こんな老後も悪くない?!映画『老後の資金がありません!』の感想

          こんにちは、アラ還主婦のミルクです。 ”老後2000万問題” 最近あまり言われなくなりましたが そもそも本当に2000万円は必要なの? それとも、もっと必要なの? 今日はそんな深刻になりそうな老後の資金の問題を ちょっとコメディタッチで描いた映画作品の紹介です。 『老後の資金がありません』は 垣谷美雨さんのベストセラー小説をもとに映画化されました。 映画『老後の資金がありません』2021年公開 (あらすじ・ネタバレ含みます) 主婦の後藤篤子は結婚して、もうすぐ

          こんな老後も悪くない?!映画『老後の資金がありません!』の感想

          あなたの幸せは本物ですか?それとも刷り込まれた幸せですか?村田沙耶香さんの『コンビニ人間』を読んだ感想

          こんにちは、ミルクです。 私のnoteを見つけてくださりありがとうございます。 今日は村田沙耶香さんの『コンビニ人間』の感想を書いてみます。 私も含めて、人は刷りこまれた幸せを本当の幸せだと思い込んではいないのだろうか? 村田沙耶香さんの『コンビニ人間』を読んでそんなことを考えさせられた。 良い学校を出て 良い会社に勤めて 良い人と結婚して 子供を産んで育てる。 自分の家を持ち 子供も良い学校に行かせて その子供にも自分と同じ道を歩んで欲しいと願う。 その

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          アカデミー作品賞受賞韓国映画『パラサイト・半地下の家族』の感想

          こんにちは 映画や海外ドラマのブログを書いているアラ還主婦のミルクです。 韓国映画の『パラサイト』は 2020年のアカデミー作品賞を獲得しました。 (外国語の映画としてはアカデミー作品賞は初受賞です) 最近、再び『パラサイト』を観る機会があったので、以前書いた記事をリライトしてみました。 『パラサイト・半地下の家族』2019年韓国製作・監督ポン・ジュノ まず映画の最初に登場するのは韓国の貧しいエリアに住んでいる父と母、息子と娘の4人家族だ。 彼らは全員まともな仕

          アカデミー作品賞受賞韓国映画『パラサイト・半地下の家族』の感想

          『風と共に去りぬ』のヒロイン、スカーレット・オハラに憧れた中2の私は60歳になった今でも私の中にいる。

          こんにちは、映画や海外ドラマのブログを書いているミルクです。 今日は私の大好きな小説と映画の『風と共に去りぬ』の紹介です。 『風と共に去りぬ』 作者はマーガレット・ミッチェル(アメリカ人) タイトル画像の女性は主人公のスカーレットを演じた 女優のビビアン・リー 美しいだけではなく 意志の強さとたくましさも感じられる。 「風と共に去りぬ」は文庫本でも5巻もある長編小説 この小説を初めて読んだのは私が中学2年生の時 45年以上前になる😅 読んだきっかけを今では覚

          『風と共に去りぬ』のヒロイン、スカーレット・オハラに憧れた中2の私は60歳になった今でも私の中にいる。

          重松清の『みぞれ』の感想

          もし、人生を「春夏秋冬」に例えたら、今年60歳になった私は今どのあたりの季節にいるのだろう? 二人の娘たちも独立して、子育ては一応卒業できたと思っている。 2年ほど前からは完全に夫と二人暮らしになって、 夫婦水入らずの生活を過ごしている今の私は少なくとも人生の夏を終えたのではないだろうか? 短大を卒業して就職し、結婚、妊娠、出産、子育て・・・という春から夏のような忙しく、けれどもとても充実した時を経て、そろそろ秋を感じ始めている時期なのかもしれない。 重松清の「みぞれ

          重松清の『みぞれ』の感想

          重松清の「その日のまえに」を読んだ感想

          重松清の短編集「その日のまえに」に書かれた「潮騒」が好きだ。 余命3ヶ月と宣告された42歳の俊治のある1日を描いた話だ。 俊治は結婚して、子供たちにも恵まれて、会社員として働いていたが ここ最近の体調不良を気にして精密検査をしたところ、 唐突にも医者から余命3ヶ月と告げられたのだった。 俊治は、なんとなく重病だと予感しながらも、心のどこかで最後の希望にかけていた。 その希望が砕け散ったというのに、医師から告げられたその瞬間は 何故か彼の心は穏やかだった。 余命宣告さ

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          朝井リョウさんの小説『何者』から観察者と当事者の差を考えさせられた

          こんにちは 映画や海外ドラマのブログを書いているアラ還主婦のミルクです。 今年も3月1日から就職活動が解禁されたとニュースで知りました。 『あぁ、二女の就活も2年前の話になるのだな〜』 と思い出しながら就活解禁のニュースを見ていました。 実は2年ほど前に私はcandy@で 映画『何者』の記事を書いています。 今、この記事を読み返してみると、就活が思うようにいかなかった娘のことをずいぶん心配していた親である自分の姿が見てとれます。 2年ほど前に映画を見てからしばらくし

          朝井リョウさんの小説『何者』から観察者と当事者の差を考えさせられた

          朝井リョウさんの『桐島、部活やめるってよ』を読んだ感想

          こんにちは 映画や海外ドラマのブログを書いているアラ還主婦のミルクです。 今日は映画ではなく 朝井リョウさんの小説 『桐島、部活やめるってよ』の感想を書いてみます。 田舎の進学校の県立高校の高校生たちの物語 彼らは高校2年生 そんな彼らの一人である、男子バレー部のキャプテンで 花形選手である桐島が、誰にも理由も告げずに突然部活を辞めた。 そこから広がっていく同じ高校の5人の生徒たちの心の移り変わりを 一人ずつピックアップして描かれた作品。 キャプテンで名プレイヤ

          朝井リョウさんの『桐島、部活やめるってよ』を読んだ感想

          さぁ、向こうへ渡りましょう!      ジュリア・ロバーツの『食べて、祈って、恋をして』を観た感想

          こんにちは 映画や海外ドラマのブログを書いているアラ還主婦のミルクです。 今日は ニューヨークからイタリア イタリアからインドへ そしてインドからバリに行ってみませんか? これって映画好きなあなたならわかりますよね。 ジュリア・ロバーツの代表作(勝手にわたしが決めてます😆) 『食べて祈って恋をして』の映画の紹介です。 『食べて、祈って、恋をして』(2010年公開) あらすじ・今日も多めです〜 ニューヨークでライターをしている30代半ばのリズ(ジュリアロバーツ)

          さぁ、向こうへ渡りましょう!      ジュリア・ロバーツの『食べて、祈って、恋をして』を観た感想