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【歌の使い道】プロポーズの巻

音楽や歌なんて、無くても死ぬってなもんじゃなし、生活に絶対必要なものでもない。
でも、恐らく原始時代から存在していて、今でも音楽や歌のない日常は想像できない。
まるで空気のような存在になっている音楽や歌を、積極的に活用するシチュエーションを妄想してみることにした。

日本男児はシャイなはずなのに

1995年Windows95がリリースされた時に、初めて作ったホームページが「あなただけのオリジナルソング作ります」だった。
メールのやりとりから作詞作曲して、僕が歌ったオリジナル曲をカセットテープに録音してお届けするというサービスで、3,000円也。←しかも送料込
インターネットが、それほど広まっていないにも関わらず毎月そこそこの注文があった。←電話回線でぴ~ひょろろろ~の時代である。
その中で、当時圧倒的に多かったのが、「想いを寄せている人への告白」である。
しかも、男性率高し。
メールで送られてくる内容は、赤裸々な恋愛事情。
そんなことまで話しちゃって大丈夫なのか!?と思うほど。
それでも「あ~でもない、こ~でもない」と作りこんで完成したテープを送ると、「カーステレオで流しながら告白します!!」とか!?
「知らんぞ!!責任持てんぞ!!やめとけ!BGMはサザンにしとけ!」
と冷や冷やしていると、数日後に、「お付き合いすることになりました~!」なんてメールが。
花束を手渡すことさえ恥ずかしがる日本男児、なかなかロマンチストやん!!なんて感心したものである。

ここ一番のキザを女は待っている?

大きな薔薇の花束を手渡したり、耳元で「愛してるよ」なんて囁いたり、想像すると、こっ恥ずかしくなるようなことでも、女性は嬉しいらしい。
いや、あくまでも聞いた話である。知らんで。自分でググってみてくれ。
ギターを覚えたての高校生が、4つくらいのコードを駆使して、自分で作った歌を彼女の前で披露するシーンは、微笑ましくも、痛いものがある。
でも、当の本人たちは、ドラマの主人公にでもなったつもりで夢心地なのである。いや、知らんで。たぶんってことね。
他人がどう思おうと、想いを寄せている相手が喜んでくれればそれだけでいいのである。

「結婚してください!」を歌で伝える

これが、「付き合ってください!」から「結婚してください!」なシチュエーションになれば、自分のオリジナル曲で勝負するのは断然ありである。
なんと言っても、結婚している間は永遠に語り継がれる「プロポーズの言葉は?」の答えが「目の前でオリジナル曲を歌ってくれました!」なんてことになるのだから。
しかも、プロポーズに成功した暁には、披露宴のBGMに使ったり、CDを引き出物にしてゲストに持って帰ってもらったりできるのである。
ここで持って帰らされるゲストの迷惑はあえて言及しない。
下手したら結婚記念日のたびに歌われたりするのだ。

日本男児よ世界の中心で愛を歌え!

少子高齢化が叫ばれる中、結婚しない男女が増えている。
このままでは、日本人は絶滅してしまうぞ!!
どうする!?どうなる!?日本人!?
ここで大切な宣伝です。
そんな日本の将来を杞憂してお届けするこの企画。

あなたの想いをじっくりとお聞きして、最高にロマンティックなラブソングを書かせていただきます。
しかも、'95に3000円の頃と違って、歌うのはあなた自身!
あなたの声でレコーディングしてCDにするんだから、愛の伝わり具合も違うってもんだ!
さぁ、日本男児よ!!勇気を出して告白しろ!
そしてプロポーズしろ!!そしていっぱい子作りに励め!!
日本の将来は明るいぞ!!!

ということで、やっぱり音楽も歌も人類には必要である。
なんといっても、国の存亡がかかっているほどなのだから。

大事なことなので、もう一度言うときます。
告白するなら

プロポーズする時も

以上、日本一縁起がいい歌手ブラボーしろうでした。

P.S
ちなみに告白に成功した代表作がこちらです。


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