見出し画像

「龍の子」の味、大根の紹興酒漬けを。



©️photo taken by me
以前わたしの勤めていた仕事場があった場所は
原宿でした。
この界隈、ファーストフードやスイーツ屋さんは多くあれど
ちゃんとお昼ご飯を食べようとすると
なんだかやけに高級だったりして
「普通」の価格で、しかも美味しいランチはなかなか食べられません。
原宿あたりは非日常な場所なので仕方ないのですが。

そんな地域でとっても美味しくて価格もほどほど、
おなかいっぱいランチが食べられる数少ないお店が
「龍の子」です。夜は価格帯が多少アップしますが
それに見合った美味しい料理が楽しめる、
ここは素晴らしい老舗四川料理の店です。

「龍の子」についてはご存知の方も多いと思います。
原宿にオープンしたのは1977年のこと。
オーナーシェフは
四川料理の祖、陳建民氏のお弟子さんであった安川哲二さん。
この安川シェフのニコニコ笑顔にたまに出会えるランチタイム、
懐かしいです。

子育て期を経て
すっかり遠のいてしまった龍の子ランチへ
数年前に久しぶりに食べに行ったことがありましたが
店は変わらぬ雰囲気でした。
地下への階段を降りて
びゅう!と換気のせいで風圧音がする扉を開けると、ああ、家に帰ってきた感覚。
混み具合も変わらず。
この時はシェフにはお会いできず残念でした。

ところで「龍の子」のランチタイムには
大根の紹興酒漬けの小皿がセットで出てきます。
このお漬物、甘辛でほんのり山椒が効いていて
料理が来るまでの合間に
カリカリコリコリいくらでも食べられてしまう美味しさ。

ランチメニューは3〜4種類から選べるスタイルで
(今もそうだと思います、、)
麻婆豆腐のピリピリは最高。
海老や牛肉などの素材がたっぷり入った炒め物と
ご飯のセットもたまりません。
単品での注文もいろいろ、麺物もあります。
搾菜つゆそばは風味豊かでスープも麺も美味しいんです。

また行きたくなってきました笑

こんな感じでたまに「龍の子」の味のことや、
「龍の子」の大根の紹興酒漬けのことを今も思い出すわたし。

先日、自粛で時間があったときのこと。

そうだ、四川炒めのあの味を出すのはかなり難しそうだけれど
大根の紹興酒漬けならできるかも、と、
作ってみることにしました。

結果。
「龍の子」店内が蘇る味がちゃんとできました。
ネット検索すると、大根の紹興酒漬けレシピはたくさんあることに驚きました。
←何も知らない人。

その中でわたしが参考にしたのは大根を1日干すレシピ。
干すことにより歯応えもよくなり、紹興酒、山椒入りのレシピは
間違いない美味しさに。とても参考になりました。

もうしばらくは気楽な外食は控えめにと思いますが、おうちで美味しく。
たとえば好きなレストランの味をおうちアレンジしてみるのは楽しいものです。
わたしの場合は「龍の子」に想いを馳せながら。





この記事が参加している募集

おうち時間を工夫で楽しく

自分で撮影した写真を主に掲載します。美味しい食べ物のことや思い出話、または好きなartやdesign関連など、あまりカッコつけずに書きます。どこか共感してもらえたら嬉しいです^_^。常にログインしていませんが♡してくださった皆様や、フォト利用の方の記事は必ず拝見しております。