「損得」ではなく「経験」で行動する
「損得基準で行動しないほうがいい理由」について書いていきます。
そのために、まずは「本当の財産とは何なのか?」「なぜその財産が必要なのか」「その財産を手に入れるために必要な思考」の順番で書いていきます。
本当の財産とはなにか?
「財産」というと、お金やモノを思い浮かべる人もいると思います。
お金やモノも確かに財産ではあるのですが、これらは今ある分を使ってしまうとなくなってしまいます。
なので、ここでいう「本当の財産」ではないです。
では、「本当の財産」とは何なのか?それは、「経験」です。
経験というものは、何度使っても涸れることなく、人生を通して自分に幸福をもたらしてくれます。
なぜ、「本当の財産は経験である」という話をしたのかと言うと、この経験というものが「働く」ことにつながっていくからです。
「働く」の本当の意味
多くの人が「働く」こととは、時間とお金を交換することだとおもっています。
正確には、そう思っているというより、そういう風に働いていると思います。
しかし、ほんとうの意味での「働く」とは、経験をお金に変えることです。
例えば、誰でもできる仕事をするときは1時間あたり1000円くらいもらえます。
これが、ある経験をしたことがある人しかできない仕事になると、1時間で3000円もらえたりします。
このように、同じ1時間の仕事でも、働く人の経験によってもらえるお金は変わります。
これが、働くとは経験をお金に変えることだという理由です。
なので、働く必要がある人は、誰もしていないような経験をしていくことが重要になります。
では、その誰もしていないような経験をするためにどうすればいいのでしょうか?
損得基準で行動しても成功できない
そのためには、「損得で行動するかしないかを判断する」ことをやめて、「目の前にやってきたことに全力で取り組む」ことです。
損得で行動するかどうかを決めると、自分の想像を越えた経験をする可能性がなくなります。
どうしてかと言うと、
損得基準で行動するということは、「欲しい物が手に入るから行動する」ということになります。
裏を返せば、「欲しい物が手に入らないなら行動しない」「欲しい物がなければ行動しない」という風になってしまいます。
これを続けていくと、「結果として、何が手に入るかわからないものに対しては行動できない」人間になります。
すると、自分では想像もできないすごい経験をすることはなくなる、という流れです。
僕らの人生を大きく変える機会は、想像できていたものよりも、予想外の出来事だったりします。
予想できることだけ行動していては、予想外も起きることはないですが、人生が大きく変わることもなくなってしまいます。
だから、損得で判断するのではなく、「目の前に表れたことにはとにかく本気で取り組むこと」、「他の人がしていない経験ができそうな機会であれば、その中身がわからなくてもやってみる」という考え方を持つことが大切になります。
この考え方を持ち、行動することで、本当の財産である経験を手に入れることにつながり、その経験を元に働くことができるようになります。
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