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誰がわたしの心の傷に寄り添うのか…。vol.15

これが宇宙の法則か…。

法律事務所へ(慰謝料請求の)相談に行った帰り、糸島野菜の定食に癒され満足し、さて帰宅の途へ着くか…と思った矢先にかかってきた義母からの電話。
そうか、二週間後に義父の七回忌を控えていたので、その連絡だろうか…と思い電話をとった。
すると義母は、わたしの母からお中元が届いたことで電話のやり取りをしたところ、わたしの妹が入院していることを知り、七回忌の法要が終わったら、ゆっくり実家に帰ってきてね、と言いたくて電話をくれたのだった。

そして、またもやお初の情報だが、わたしの姉も今年に入ってある病気がわかり、すぐに手術をして無事に終えていたのだが、そのことも義母は母から初めてきいて驚いた様子だった。
わたしは夫に、妹の闘病についても、姉の手術が無事に終わったことも、伝えていたが心配させても何なので、義母にまでは伝えていなかった。
そのようなねぎらいのお言葉は大変嬉しかった。
そしてその後、義母は夫に電話をしたけど疲れた様子だった、と続けた。

わたしは、「あぁ~そうですね~。疲れてますね~。」とこたえた。
「何かあったの?」と義母。
「あ~そうですね。ちょっと今、出先なので話しにくいです。」とこたえるも、「何?どうしたの?」と続き、このターンを三回ぐらい繰り返した後、
「じゃあ帰ったら電話ちょうだい。」と終わりかけた。

「えーと、帰っても長女がもう家に帰ってる時間なんで、ちょっと~難しいです。」と、濁すわたし。
もういい加減なにかしら察しておくれ、ご勘弁…。と思ったが、ある意味なにかしらを察した義母は

「なに?女?」と、切り込んできた!

この会話、野菜が美味しく食べられるカフェで行われております。
もう嫌なんですけどー。
糸島野菜の蒸籠蒸し&揚げ魚の煮びたし、先ほど美味しく頂いたこの席でこーいう話すんのぉ。
と思っちゃいたけど、まだまだ切り込み隊長からの尋問は続く。。。

「いつからなの?(その女とは)」

知らねーわ。こっちがききたいわ。と思ったが、ここである程度チクってしまえ。そう思った。
夫と日曜日にこの話になった時、もうすぐ義父の七回忌だが、こういう話もいつか義母にも告げなければならないことを話した際、夫は
「(こんな話)言えねーよ。」とぼそっとつぶやいていた。

言えぬなら ちくってやりやしょう ホトトギス

と、思ったわけではないが、この尋問の前で誤魔化しはきかない。
そう思った。
ある程度のことを伝えなければ、このカフェを出られない…と。

なので、わたしは、
「お義母さん。わたしは今、弁護士の先生に法律相談に来ているので出先なんです。夫は相手の夫から示談金を要求されていて、わたしはわたしで相手の女性に慰謝料請求するのに相談にきたんです。」と義母へ告げた。

「いつからなの?(二度目)」ときかれても
「お義母さん、わたしも四日前の日曜日に、この話をきかされたばかりなんです。そういうことは夫に訊いてください。わたしも困り果ててます。」
とこたえるので精一杯だった。
ちょっと涙がちょちょ切れていた。のを手拭いで拭っていた。(ハンカチやミニタオルでなく手拭いを持ち歩く派です。)
ちなみに、カフェのカウンターのような席にわたしは座っており、隣に仕事途中のサラリーマンの男性がお食事をされていた。わたしは終始ひそひそ声で、この会話をしていたのだった。


義母はこのあたりで、ある程度察してくれたのか、これ以上のことを訊いてくることはなく、ただただわたしに謝ってくれた。
そんな…。お義母さんは何も悪くないのに、謝らせてしまった。

申し訳ないと思っていたところ、義母は最後に
「七回忌は、みんなで来てちょうだいね。」と締めくくった。

うーん。そうか。みんなで行かなきゃ行けないのか。
そうだよね。

色々思うことはあったが、電話は終わった。おうちへ帰ろう。

定食のお会計はもちろん、わたしは最初に見つけた糸島野菜が売られているワゴンにも立ち寄り、夕飯用にアスパラガス・きゅうり・茄子もしっかり購入した。娘たちにも食べさせよう、と。

家までの帰路で、しみじみ思った。
たまたまこういう流れになってしまったが、義母へどうやって告げたらいいのか…。などと考える前に、またまた自然の法則、宇宙の法則で、なるようになってしまった。

もうなるようになるさ。
弁護士さんにおまかせすればいいし、
今日は久しぶりに、お野菜ちゃんとつかって夕飯をつくりましょう。

めまぐるしい一日だった。
明日は弁護士さんに正式に依頼する連絡をいれよう。
未来は明るい。やっとそう思えた一日だった。



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