十代の頃に読んでおけると、「知識を着実にためて、待つ」ということがもう少し焦らずにできたのかなと思う。けど、その時に読んでもピンとこないかも説も。
「時間をかけるしか手がない」本当にその通りだと思う。そして、これから残された人生の時間をフルに活用するために、今を最大限使うんだ。
気になった箇所
時間だけが解決するものもある
時間でしか解決できないことがあるのは事実。しかし、少しも努力しないのに成就するものはないと思う。
でも、時間でしか解決できないことがあるのは事実。だから、しっかり努力を積み重ねている実感があるのなら、功を焦らないこと。
一方通行の思考はだめ
自説と客観的な指標を行ったり来たり。文章にするときだけでなく、他者とのコミュニケーションの基礎動作。自分の考えを持ちつつ、他者の意見を踏まえてその方向性をチューニングする。
「新しいものを生む」とはどういうことか
クリエイティブとかイノベーションとかいう耳触りの良い言葉は、「0から何かを起こすこと」という意味に捉えられがちだが、実は0から何かを生むことはほとんどないということも意外と知られていないのが不思議。
脱線も大事
忙しいと雑味とか余白を避けてしまうのだけど、やはりあえてそれをつくるのも大事。ほんっとうにクソつまんない会話でも、じゃあ次はこの会話をどう回避できるかって教訓になるからw
思考を練るために
手段としての、アウトプットの大切さ。
いざカタチにしようとすると「うっ」となるそのハードルの高さも、日々トライするにふさわしい壁ではないかと思う。
必要な情報を整える
情報の整理は年齢を重ねるごとに重要になってくるという実感がある。ランダムに記憶できる能力の低下が著しいので、自分の中で情報をインデックス化にして必要に応じて引き出す仕組みにしないとどうしても追いつかない。既存の知識を用いてそれを行うのが、大人の頭の使い方の一つかなと思う。
読書のはしりは辛抱
同意。だから最初の三冊目まではわからなくても挫折ではない。ここを越えるには読み続けるしかない。
人間味を忘れない
思考を整理し、カタチにするのは他者と交流するために他ならない。
そして、情報を渡す側も、渡される側も、私たちは結局”人間”なのだということを忘れないことが一番大事なのではないだろうか。
#思考整理
#読書感想文