2023-04-12

晴れ。午前八時十五分起床。A型の作業所に通所する。通勤の電車の中で読書。図書館で借りた大竹英洋著「そして、ぼくは旅に出た」。私は精神疾患を抱えているのだが、人に話しかけるのが特に苦手だ。それでも友達は欲しいと常々思っている。私が友達になれるのは向こうから私に話しかけてきてくれた時だけだ。そんな時「そして、ぼくは旅に出た」でこんな文章に出会った。アメリカの詩人ウォルトホイットマンからの抜粋だ。「見知らぬひとよ、もし通りすがりにきみがわたしに会って、わたしに話しかけたいのなら、どうしてきみが、わたしに話しかけてはいけないのだ?そして、どうしてわたしがきみに話しかけてはいけないのだ?」そう、この同じ世界に、同じ時代に生きて、もしも出会えたのなら、人間同士、話しかけてはいけない理由なんかどこにもないのだ。傷つけ合おうというわけではないのだから。この文章を読んで、今度あの人をお茶に誘ってみようと思った。


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