聖闘士星矢: Knights of the Zodiacdファーストシーズン・バンダーグラード愛の軌跡(個人的感想なのでいろいろ許してね)


聖闘士星矢:ナイツオブザゾディアックのファーストシーズン12話がアマゾンプライムに落ちていたので一気見しました。

瞬の女体化で話題になっていた作品だったわけですが、見てみると違和感はないし、確かに一輝のヒロイン・エスメラルダが瞬にそっくりということを考えると瞬は女の方がいいともいえるなぁなどと思ってしまいました。
薄い本で兄と妹が小宇宙を燃やす展開が期待できるという面でもおいしい・・・
っと冗談と期待はさておき、聖衣がプレート化するという方式はめちゃくちゃ今っぽくていいなと思いました。
個人的には星矢たちが質感が十分な聖衣を着て、CGでうねうね動くだけでも十分に燃えるわけで、流星拳とか昇龍覇のエフェクトなんかも合格点。
星矢に負けたカシオスが理由は不明ながら量産型聖衣である暗黒聖衣をまとって暗黒聖闘士(ブラックセイント)として襲来してくるところも萌えポイントでした。

暗黒聖衣は木戸光政とともにアイオロスにアテナを託されたバンダー・グラードがサジタリアスの黄金聖衣を研究し作り上げたものという設定でちょっと「聖衣製作スキル持ちはまずいんじゃないか」とも思いましたが、9話でバンダー・グラードの告白を聞くと暗黒聖衣を作り上げるくらいは許してもいいかなぁという気に・・・

さすがに部下が「黄金聖衣はどこにある? 吐け!」と木戸光政(じじい)をぶん殴っているところに血相変えて入ってきて「何をやっておるか! 大丈夫か? 光政、ベッドへ」という流れを見るといろんな心がもやもやっと・・・
「おめえ、マジで光政大好きなんだなぁ」
と遠い目をしてしまいました。

ちなみにバンダー・グラードの光政愛はとどまるところを知らず、アテナこと木戸沙織に向かって「十三年前、お前さえ現れなければ光政は変わったりはしなかった!」とか言い出す始末!

アテナ木戸沙織としては「私はアテナとして地上を守る。たとえ私がポセイドン、ハーデスに敗北して世界が滅ぶという予言がなされていてもあきらめることはしません! お爺様も同じ気持ちです」とあくまで地上の平和を盾に議論しているわけですが、バンダー・グラードの気持ちは「ド直球の光政愛!」。

何しろ最初に木戸沙織と星矢にマシンガンを突き付けて連れ出したのさえ
「光政は目の前でお前が殺されたら悲しむだろうと思ったからだ」
という理由!

まさに「圧倒的光政愛!」。

余談ながらバンダー・グラード、一人でリラックスしているときは胸ポケットに入れている若いころの木戸光政と自分、そして邪魔者のアテナ木戸沙織三歳が写った写真を眺めているほど!!!

もし、光政が
「グラード、お前の気持ちはよくわかっている。私にとってはお前といることが一番だ。たとえアテナを守り世界が滅びてもいいじゃないか。ペガサス伝説は幻想かもしれんが、我々はずっと一緒にやってきた。これからもそうだ。
《たとえ運命が滅びでも、同じベッドでそのときを迎えよう》
もちろんお前と私がたかが運命に負けるはずもない。伝説を全うするために、手を携えて滅びの運命に挑もうではないか! 愛している!」
とか言っていたら、バンダー・グラードの人類の科学で世界救済云々とかはあっさり消えたんじゃないだろうかと思えて、ちょっと切ない。

ギャラクシアンウォーズが淡白すぎる(ハンギングベアーすらでない)とかアイオリアのライトニングボルトがなんかしょぼいとか、アイオロスの魂が叱咤するシーンがないとか、暗黒スワン、アンドロメダ、ドラゴン、ペガサスがいないとか、暗黒聖衣軍団がモブ扱いでわらわらと出てくるし、白銀聖闘士倒した後の星矢たちと渡り合える問題とか、小宇宙貯蔵タンクとかなどと、いろいろあることはあるのですが、正直、「バンダー・グラードが最後の出してくる光政愛」に全部持っていかれた感じでした。

ちなみに「アテナが世界を滅ぼす」は「聖闘士星矢 NEXT DIMENSION 冥王神話」で大活躍した杯座(クラテリス)の聖衣に称えられた水の水面に未来が写る能力による予言で、赤子のアテナを水面に映すと惑星直列が起こって地上が暗黒に包まれる映像が見えたから、です。

バンダー・グラードも木戸光政も生きていて、どっかで改良された暗黒聖衣まとって助けに来ないかなぁとか思ってしまう今日この頃、この愛(想い)アツぎる!!!

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