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003 日本人の貯蓄状況

1 日本人の貯蓄の現状

 まずは日本人の貯蓄の現状についてみていきたいと思います。日本人全体の貯蓄の現状について一番わかりやすかった資料が日本銀行の資料にありました。(https://www.boj.or.jp/statistics/sj/sjhiq.pdf

出典「資金循環の日米欧比較」(日本銀行調査統計局)

最新版を一部抜粋しました。日本、米国、欧州の家計貯蓄のわかりやすい図です。日本が他と比べて突出しているのは、「現金・預金」なのが見えます。

2 家計資産の推移

次に家計資産の推移について見ていきたいと思います。内閣官房の資料です。(https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/atarashii_sihonsyugi/bunkakai/sisanshotoku_dai1/siryou3.pdf

出典「金融資産倍増に関する基礎資料集」(内閣官房)

同じく一部抜粋した資料です。出典元が違うため単純比較はできません。しかし貯金が多い日本の貯蓄現状は世界にくらべて遅れてくるに違いありません。

3 貯金好きになった日本の原因

  貯金好きになった日本の原因について考察していきたいと思います。
(1)刷り込み
   親から小さい頃から「貯金しなさい」と言われて育ってきた人もいる      
  と思います。私もその一人です。その影響は社会人になっても刷り込ま
  れて貯蓄=貯金というマインドを形成してしまった可能性がある。
(2)バブルがはじけた
   90年代にバブルがはじけそれ以降日経平均が最高値を更新せず横ば
  いもしくは下がったため、「株へ投資など怖くてできない」というマイ
  ンドを形成してしまった可能性がある。
(3)長期間のデフレ
   デフレは物の価値が下がり相対的にお金の価値が上がります。つまり
  お金を持っていた方が将来有利になるからです。そのため貯金してほし
  いものは後で買うというマインドになってしまった可能性がある。

以上の理由で貯金は大事だけど貯金だけでは世界的にみて、そして自分の将来特に老後を考えて投資していかなければいけないと思います。


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