最近の記事

稽古をありがとうございました🙇

3ヶ月ぶりの帰省の最後の晩は火曜日となったので「稽古」に伺った。 7時に終了した少年の部の子ども達と 「こんばんわ~!」 と声を掛け合いながらすれ違う。 以前、挨拶出来ない子が駐車場脇の夜桜の下で注意されていたシーンを思い出したりして苦笑い…。 大人の部には私を含めて 5人…。 少ないながら顔見知りの 60代後半2名 40代前半1名 20代後半2名 このメンバーとの稽古は1年ぶり…。 着替えを済ませ着座、垂胴…そして 礼式をそれぞれが済ませて 面を着ける…、 40代の彼が「お

    • 「握り」と言っても「鮨」ではなく…、

      「剣」の握り…否、「竹刀」の握りについてです。敢えて「竹刀」と書いたのにはそれなりの理由があります。 私の子供の頃からの竹刀の柄革の鍔元1㌢くらいのところに、マジックインキで鍔と同方向に線が印されていました。 それは、右の握りの位置を記したもので 「鍔元一杯を握るな…。」 ということです。 又、竹刀を床に置いて柄革の真ん中にある(はず)縫い目にVの字が書かれていました。 「右手の親指と人差し指の股を当てる位置」です。 登場、昭和30年代後半から40年代に於いて「鍔元一杯を握る

      • メン・シャワーを浴びる

        先般、私にとって久しぶりの方々と最近の方々を交えての稽古会が開かれました。 定年が見えてきた教員生活最初の教え子たちと最後の教え子といっていい社会人になった、あるいはなる・・・近々なる子のグループ、そして高校時代からの唯一の友人・・・をゲストにこの数年町道場でお相手して下さる愛好家のみなさんの交歓会が出来れば嬉しいと思って声を掛けさせてもらったところ予定よりも多くの方々・・・20人程が集まっての稽古会となりました。 「あ~、遠かった・・・、」 の一言で終わらないように、年齢差

        • 「痛くな~い・・・?」

          高等学校の授業に於いて「剣道」の指導を40年ほど携わってきて言える一つの事柄に 「初心者で相手に強く打ちつける人は居ない!」ということです。 どんなヤンチャな子でも「そっ」と打ちます。 「もうちょっと音がするように打っていいよ・・・、」 というくらいです。 もちろん、それには早い段階で直に面を打たせる事が必要かも知れません。 「痛くな~い?」 「もうちょっと大丈夫・・・、」 この「強く打つ」ことをしない人間が強く打ち始めるのはどのような心境になった時なのでしょうか? 大人の方

        稽古をありがとうございました🙇

          うず潮

          突然、「うず潮」ってどうしたァ…? ってな感じですが…妻との旅行「しまなみ海道」編を計画するためにGoogleマップを眺めながら帰路をどうしようかと…、 同じ道はレンタカーの乗り捨てにならないから安上がりだけどなぁ・・・、 瀬戸大橋? 鳴門大橋? 旅行の最後には神戸で息子に会うことも重要なポイントなので鳴門大橋だなぁーと頭が傾いて行った時に「うず潮」です。 「『せっかくの高松なら「うず潮」でも観せて来なよ…。』と言ったんだけどね…、『試合ばかり1日中やって、それを何日もだろ

          地稽古って・・・(5)

          「地稽古って・・・、」という題名のシリーズですが、今回は初心者基本編的なものです。 前回の (4) での通り、私の剣道は 「横の動きの面打ち」から始まったと書きましたがそこをもう一度書きますと 当時(昭和30年代)昭和の家屋の屋根にみられた物干し場が私の竹刀の振り場所でした。 その柵に幾つか付いている物干し竿止めのVを打つのが日課でした。 その場で打つ、左右に移動してから打つ。 その後、剣道場に行くようになった時に前後の素振りや面打ちばかりになった時には 「物干し場だから横で

          地稽古って・・・(5)

          地稽古って・・・(4) 「開き足」

          最初の授業で生徒が道場に入ると 「剣道!」 って言いながら 「一挙動の連続素振り」 擬きをする子が毎年のようにいました。 また、送り足から「めーん!」と踏み込む・・・、 それが一般的なイメージなんですね。 私の父の教えは「開き足」「歩み足」からスタートでした。 「右、左、右、左・・・。」 「挙げて、下ろして、挙げて、下ろして・・・。」 「開いて、握って、開いて、握って・・・。」 ( これは、手の握りの動きです。) 「大きく、力を抜いて、リズミカルに~」 「後の足を引いて~、

          地稽古って・・・(4) 「開き足」

          再生

          地稽古って・・・(3)「合気で」

          昭和58年~60年頃・・・メンバーを組むのがギリギリ・・・、その剣道部には有力校に行ける力を持っているにも関わらずに地元市内の学校に入学し、私と偶然に出会った女子剣士たちがいる。 その学校は、その年に体育学科を新設してその後多くの種目で全国的に活躍するのだが、この子達はその流れで入学した訳ではない・・・。 そして、初心者を含むチームで入賞したり代表決定戦で関東大会出場に一喜一憂・・・高校時代には大きな実績もないにも関わらずあるきっかけで剣道名門大学から声が掛かったり、押しかけたりして進んだ。 そして、信じられないことに全国大会の準決勝で3人が二手に別れて戦う等の活躍させてもらえるようになった。 その後も専門家路線ではなく、誰もが知る企業に就職・・・勤め始めは美容と健康の稽古を続ける程度で鳴りを潜めていたものの、いつの間にやら剣道界に復活し、現在では大きく引き立ててもらっている・・・。 その子達は、ずっと 毎年1、2度稽古にやって来てくれる。 そんな先生方に 普通の高校生が、これ又 「基本打ちや地稽古では、気持ちを伝えることが出来る・・・!」 そんな力を付けつつある頃の記録です。 稽古後の挨拶で 「皆さんと稽古をしてみて感じた事は、先生が今でもちゃんと稽古をしていることが分かりました・・・。」 (笑) と話してくれました。 子ども達にとっても私にとっても とても嬉しい言葉だったと思います。

          地稽古って・・・(3)「合気で」

          再生

          地稽古って・・・ (2)

          町の稽古会での地稽古で久しぶりに楽しい充実感を味わうことが出来た。 60中盤が70中盤の先輩に掛かった稽古です。 それは、打って出る中でお相手の「応じ」に対して自然に変化して行く技が出る心境になれてたことです。 そして、数合い後に、真っ直ぐに面に伸びるおそらくはお相手も真っ直ぐに出ようとした所であったと察します。 この稽古、打った打たれた以上に常時、合気で攻め合い技を掛ける・・・しかも1歩~3歩の稽古だったことが又良かったです。 必要以上の体当たりや迎え突きに搗ち上げなどを省

          地稽古って・・・ (2)

          地稽古って・・・ (1)

          月に1、2度中高生と稽古をする機会がある。今時の子だから地稽古というより試合である・・・、手元を挙げて避けながら入って来たかと思うと竹刀を明後日の方向に振って見せたり、回したりして崩そうとする…、そして無理そうなら苦っ付く・・・かと思うと引き技を狙う・・・。 まぁ、野球で言えば牽制球の多い変化球投手という感じかな・・・。 まぁ、それに引っ掛かることはまず無い。その上、此方が打っても 「崩れてないぞもどき」 に構えて認めない・・・。 どうやって終わろうかと悩みますね・・・。 そ

          地稽古って・・・ (1)

          「直心」 (直筆の部旗)

          揚石先生に纏わる話をいくつか…。 「正月の過ごし方」の回にある書は、高校時代の書道の揚石先生に書いていただいたものです。私は、美術選択だったのですが美術室に行く前に通る書道室から声を掛けていただき「一途に行う大切さ」等の話をしてくださいました。母校勤務時代はもちろん高校生時代から可愛がっていただきました。 「一念一生」 この言葉は実際には無いらしいのでそういったものを書家の方はなかなか書かれません。 「直心」 高校時代の恩師が校舎新築落成の際に掲げた言葉で剣道部の手拭い(面

          「直心」 (直筆の部旗)

          「鰻に奈良漬」で…その弐

          今日は、音別に住む父に電話をして昨日の母との「鰻に奈良漬が亀有話に」の話をした。 父は、直ぐに合点きたことがあったらしく受話器の向こうでニヤケているのがわかる。 「それは、『鰻の太鼓』がお母さんの頭に浮かんだんだよ……。」 と「鰻の太鼓」の概略を話してくれた。 浜松人の鰻への拘りとは関係ないらしい…。 「そして、一口漬物が亀有の惣菜屋さんを連想させたんだろうな…。そこで亀有話でお前達は小さかったから亀有の記憶が薄いもんで突っ込んで行ったから『芸能荘』に話は行ったんだよ…。」

          「鰻に奈良漬」で…その弐

          「鰻に奈良漬」…、

          今日、10日遅れになりますが姉の誕生祝いと母のお機嫌伺いに弁当ランチをしに行きました。母のリクエストで鰻…今回は小金原団地内の「うなぎ亭」さんです。 「今日は、小ぶりですが敷き詰めました。」 「ありがとうございます~🙂」 姉の家に弁当他土産物を広げて 「いただきます。」 昭和10年に浜松で生れた母が発した最初の言葉が 「奈良漬ね…、鰻には奈良漬…。」 「どうしてなのかねぇ…、」 「栄養的に最高の組み合わせとか…、」 「そんなこと、昔の人は分かんないでしょ…、」 「昔…、音別

          「鰻に奈良漬」…、

          合気の悦び ヽ(´∀`)ノ

          凄く楽しい稽古ででした。 いつか、その日が来るのを楽しみにしていました。全員とできた訳ではありません。 仕事や体調などあって揃いは出来ませんがそれでも十分です。そして、 おそらく彼等からすると以前のイメージと違っていた私かも知れませんが精一杯立ち合いましたよ…。 出足の良さを生かして大きく来る子、手数少なくひたすら機会を狙っている彼…、竹刀を触って崩しに来る君…みんな自分の持ち味を活かした稽古で嬉しかったです👏👏&🎍 「自分を見つけ、自分を伸ばして、自分らしく!」 またの機会

          合気の悦び ヽ(´∀`)ノ

          正月の過ごし方

          正月は、「稽古三昧」であったことを前回書きました。 その「年越し稽古」に参加しなくなってからは家のイベントに参加するようになりました。 初詣を先祖の墓参りと神社参り数か所を一日かけてします。 数度ではありますが「年越し大祓の御焚上げ」にも義父の代理で参加させていただきました。 年賀状については自営業の影響か枚数が多いので印刷で済ませていたようですが、私は剣道関係の交流が主となりますのでそうもいかずで筆ペンながら手書きでシュシュシュと頑張ります。 その年賀状書きについて恩師であ

          正月の過ごし方