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JPOPに思う事。

日本国内ではよく世界にJPOPを!なんて言葉ききます。
自分もJPOP人気が世界に広まれば良いなぁーなんて思ってた。
kpopは世界で活躍してるのにJPOPは日本国内だけでガラパゴスじゃん!みたいな意見もメディアでも言われてますよね。

先日、日本に12年間住んでいた米国人が米国にも帰ると言う動画見ました。
そこには日本の好きな所と嫌いな所を帰国する米国人話していました。
色々と思う事はありましたが、その米国人が日本の音楽シーンについても否定的に話していたんですよね。

「King Gnuみたく作って」と言われると。
彼は音楽関係にも携わっていたようで音楽作る時に「King Gnu」みたくとよくリクエストされるのが嫌だったと。
King Gnuが嫌ではなくて、特定のバンドの音楽性に寄せたがる日本の音楽シーンが嫌だと。
自分はKing Gnu好きだし他のミュージシャンも好きだから、そこまでKing Gnuに寄せてるバンドとかいる?と言うのが正直な感想でした。

また、それを言うなら米国の音楽シーンも似たようなメロディーラインばかりで自分はほぼ聞かなくなったなぁ。
今の米国で流行りの音楽のメロディーラインが単調に聞こえてしまう。
自分は80年代の洋楽が好きなので今の音楽は合わない。

話は変わるがOfficial髭男dismの新曲聴きました!
最高!
彼らのアップテンポなメロディーライン、転調に次ぐ転調がとても心地よい。
歌詞もラーメンと人生へのエールを重ねて、よくもまぁこんな歌詞書けるなと感動してしまった。

で、気づいた。
別にJPOPを米国と言うか英語圏の人に認められる必要あるのかな?と。
だって今のJPOPと洋楽の音楽の表現力は全く違う。
洋楽の単調なメロディーラインよりも転調の連続で聴かせるJPOPの方が日本人にとって聴きたい曲だと思うんですよね。

日本人の考える世界って多分、米国含めて英語圏のイメージだと思うんですけどインド周辺国の音楽はJPOPでも洋楽でもない独特なメロディーラインで、それこそ動画再生数が一億は当たり前な世界。

南アジア圏で好まれる音楽は日本人には好まれない。
でも、南アジア圏では大ヒットしてる。
そう考えると「音楽」はある意味、国の色みたいなもんで日本と米国は違う国なのだから好まれる音楽も違う考えると、敢えてJPOPを米国人に認めてもらえない事がネガティブな事なのかと思いましたね。

自分は藤井風さんも好きですし、彼もJPOPだなとと言う作曲作りしている。
無理に英語圏には寄せない。
日本人が聴いてきた洋楽の影響はあるけれど、今の洋楽シーンに寄せようとは思ってない。

しかしそれをガラパゴスと言う人々がいる。
個人的にはガラパゴスも貫けば強みになると思ってます。
米津玄師さんが米国の音楽雑誌に取り上げらたようですが、それが凄いのは英語ではなくて日本語の曲が評価されたって事なんです。
JPOPを海外(米国に)なんて考えて曲を作らなくても、良い曲なら「向こうから」聴いてくれる。

だから、JPOPを無理やり世界へと考えるよりも、向こうからJPOPが聴きたい!と思わせるような作品を作り続ける事が大事なのだと思います。
そして今の日本には、音楽を作り出せるミュージシャンが多く存在しています。
ガラパゴスでも突き抜ければ、必ず外から聴きたい!と思わせてくれるのがJPOPだと思っています。

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